新日鉄、タイの冷延鋼板の製造・販売会社を連結子会社化
サイアム・ユナイテッド・スチールの連結子会社化について
この度、新日本製鐵株式会社(社長:三村明夫、以下、「当社」)は、当社が36.3%出資するタイにおける冷延鋼板の製造・販売会社であるサイアム・ユナイテッド・スチール(社長:山田勉、以下、「SUS」)について、タイ側のパートナーであるサイアムセメントが保有するSUSの発行済株式のうち7,527,000株を買取ることで、同社への出資比率を44.7%に引き上げ、当社の連結子会社とすることを決定いたしました。
1.連結子会社化の趣旨
タイは、アセアン最大の需要規模を有し、かつ自動車や家電・OA等の高級材分野を中心とした需要の伸びが大いに期待出来る、当社グループにとって最も重要な海外マーケットの一つとして位置付けております。
SUSはこれまでも、この最重要市場に立地する当社グループの中核事業会社として、成長するタイ国内での高級材需要の捕捉に中心的な役割を果たすとともに、近隣東南アジア諸国への輸出拠点としての役割を発揮してまいりました。
しかしながら今後、SUSが競争力をより一層高め、更なる発展を遂げていくためには、生産・販売・材料調達等あらゆる面で、当社と従来以上に一体となった連携が必要と判断いたしました。今回の施策により、グループ戦略の一層の共有化、グループ全体の経営資源の最適かつ効率的な投入、スピード経営の徹底等が図られ、当社グループとしての企業価値が向上するものと考えます。
2.株式買取りの日程
2006年12月上旬(予定)
3.今回の株式売買に伴う出資比率の変更
* 関連資料「別紙」参照
【SUS 会社概要】
* 関連資料「別紙」参照
以上