NEC、欧州個人向けPC事業を買収会社へ譲渡
欧州個人向けPC事業の譲渡について
NECは、旧e-Machines社の創業者であるJohn Hui氏との間で、ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)、南米地域の個人向けPC、デジタル機器及び付帯サービス事業を担当している当社100%子会社、Packard Bell B.V.(本社:オランダ ウィッヘン、以下、PB社)を譲渡することに合意し、Hui氏の持つ買収会社への譲渡を完了致しました。
PB社はEMEA地域及び南米において独自ブランドPackard Bellを冠し、高い知名度を背景に個人向けPC等の機器販売を中心に事業を展開しており、さらに、MP3プレイヤ、DVDプレイヤ、GPS等のデジタル機器事業へと事業領域を拡大し、コンシューマエレクトロニクス企業として成長を続けております。
一方、NECは、企業向けソリューション・プロダクト領域での事業拡大に注力する方針のもと、既に昨年、NEC Computers SAS社(本社:フランス プトウ)をPB社(当時NEC Computers International B.V.)から分離独立させ、欧州でのITプラットフォーム事業の重要な担い手としてNECブランドでの企業向けPC・サーバ事業を展開しております。
NECは、これらの状況を背景に、今後のPB社の一層の成長のためには、コンシューマ向け事業ノウハウを持ち、それをPB社の更なる成長に役立てることのできるHui氏に同社の事業譲渡を行うことが両者にとって最善の策と判断したものであります。
以 上