NHK、電子タグを活用した簡単リモコンを開発
電子タグを活用した簡単リモコンを開発
~多機能化が進むデジタルテレビの操作が手軽に~
○ NHKはデータ放送などデジタル放送のさまざまなサービスを簡単な操作で楽しめる「電子タグ※1を活用した簡単リモコン(以下、電子タグリモコン)」を試作し、今月京都市で開催される「国際ユニヴァーサルデザイン会議2006」(10月22日~25日)において展示※2します。
○ 電子タグリモコンは、リモコンの操作手順を記憶させた電子タグ内蔵カードを、電子タグリーダを内蔵した人形などにかざしてデジタルテレビを操作する、新しいタイプのデジタルテレビ用リモコンです。
○ 例えば、デジタルテレビのリモコンでは、データ放送などのコンテンツを視聴するために、テレビ画面を見ながら、上下左右ボタンや決定ボタンを複数回操作する必要があります。これに対して電子タグリモコンでは、特定のカードを人形などにかざすだけで、様々なコンテンツを容易に選択・表示させることができます。多機能化が進む電子機器などの操作が得意でない方々にもデジタル放送をお楽しみいただけるよう工夫しました。
○ NHKは、今後も視聴者の方々に幅広くデジタル放送のさまざまなサービスをご利用いただけるよう、操作性に優れたテレビリモコンなど「人にやさしいテレビ受信技術」の研究・開発を進めていきます。
※1 電子タグは、情報を記憶するICとアンテナを内蔵したカードで、電子タグリーダを使って、非接触で情報を送受信できます。一部の交通機関では定期券として応用しています。
※2 ソニーのブースで展示します
(※参考画像あり)
〔操作のイメージ〕
〔電子タグカードの例〕