パーソナルメディア、T-KernelとTCP/IPが動く低価格な組込みボードを発売
T-KernelとTCP/IPが動く超安価な組込みボード
「μTeaboard/ARM7-AT91」を新発売
組込みシステムの総合ソリューションを提供するソフトウェアメーカーのパーソナルメディア株式会社(代表取締役:泉名達也、本社:東京、電話:03-5475-2185、資本金 1,000万円)は、ARM7を用いた小型の組込み用ボードに次世代標準リアルタイムOS「T-Kernel」やデバイスドライバ、TCP/IPなどを搭載し、安価ですぐに使える組込み制御用コンピュータ「μTeaboard/ARM7-AT91」として2007年4月16日より発売いたします。
【製品名】 μTeaboard/ARM7-AT91
【標準価格】 税込28,350円(本体価格27,000円)(*1)
【発売日】 2007年4月16日
組込み機器の開発の効率化やユビキタス・コンピューティング環境の実現を目的に活発な活動を続けるT-Engineプロジェクト - その成果は既に業務用端末やカーナビなど、多くの機器に採用されていますが、本プロジェクトの中心的な役割を果たすのが次世代の標準リアルタイムOS「T-Kernel」です。T-Kernelは、お客様の開発した組込み機器のハードウェア(端末やカーナビなど)に移植して利用できるほか、T-Kernelを搭載した汎用の組込み向けボードコンピュータを購入し、お客様の機器にそのボードを組み込んで利用することもできます。パーソナルメディアでは、後者の目的で利用できるT-Kernel搭載の組込みボード「Teaboard/ARM920-MX1」を2005年8月に発売し、ご好評いただいておりますが、より小形かつ安価なT-Kernel搭載ボードに対するご要望も多かったため、このたびの新製品として「μTeaboard/ARM7-AT91」を発売することにいたしました。
「μTeaboard/ARM7-AT91」には、パーソナルメディアが本ボードに移植したT-Kernelである「PMC T-Kernel」のほか、TCP/IPやLANドライバ、シリアルポートのドライバなど、組込み機器としてすぐに利用可能なソフトウェアが含まれています。また、主に開発評価を目的としていた従来のT-Engine開発キットと比較して、動作温度や耐ノイズ性能などを強化しており、実用的な安価な組込み制御用ボードとしてもご活用いただけます。さらに、同時発売の別売ソフトウェアパッケージ「PMC機器制御サーバ」(*2)のご利用により、リアルタイム OSや組込みソフトウェアに関する知識がなくても、Ajaxを使ってネットワーク経由で機器のリモートコントロールを行うシステムを簡単に構築できます。
【μTeaboard/ARM7-AT91の特長】
●次世代の標準リアルタイムOS「T-Kernel」の動く超安価なボードです。大幅なコストダウンにより、大量導入を積極的にサポートします。
●LANやTCP/IPといったネットワーク機能のほか、GPIOやシリアルポートなど多彩な入出力を装備しています。
●耐ノイズ性能を強化し、組込み制御用ボードコンピュータとしてそのまま利用できます。
●T-Engine開発キットや各種のT-Engine応用製品で豊富な実績のあるPMC T-Kernelのほか、T-Engine用のデバイスドライバなど、基本的なソフトウェアが付属しています。
●別売ソフトである「PMC機器制御サーバ」(*2)との組み合わせによって、Ajaxを使った機器のリモートコントロールが容易に可能です。
パーソナルメディアでは、T-Kernelの移植やサポートサービス、T-Engine用デバイスドライバやミドルウェアのご提供、「μTeaboard/ARM7-AT91」をはじめとする各種のT-Engine応用製品の発売やT-Engineを用いたトータルソリューションのご提供などにより、今後も積極的にT-Engine関連ビジネスを推進し、ユビキタス機器の開発効率向上に貢献したいと考えております。
(*1)少数をお求めの場合の価格です。ボリュームディスカウントについては、別途お問い合わせください。
(*2)T-Kernel搭載ボードをAjaxで制御する機器制御サーバです。リアルタイムOSのプログラミングに関する知識がなくても、HTMLとJavaScriptで記述したGUI画面から、ネットワーク経由で組込み機器を制御するシステムを容易に構築できます。
■補足資料
添付資料をご参照ください。