山口フィナンシャルグループ、日本IBMなどが推進する「地銀共同化システム」に参画
山口フィナンシャルグループが『地銀共同化システム』へ参加
株式会社常陽銀行(頭取 鬼澤 邦夫(おにざわくにお))、株式会社百十四銀行(頭取 竹崎 克彦(たけさきかつひこ))、株式会社十六銀行(頭取 小島 伸夫(こじまのぶお))、株式会社南都銀行(頭取 西口 廣宗(にしぐちひろむね))の地方銀行4行(以下「参加行」)、株式会社三菱東京UFJ銀行(頭取 畔柳 信雄(くろやなぎのぶお))および日本アイ・ビー・エム株式会社(社長 大歳 卓麻(おおとしたくま)、NYSE:IBM、以下「日本IBM」)は、共同で進めている『地銀共同化システム』へ株式会社山口フィナンシャルグループ(社長 福田(ふくだ) 浩一(こういち))が参加することについて合意しました。
1.背 景
山口フィナンシャルグループでは、次期勘定系システム構築検討の一環として『地銀共同化システム』への参加を視野に入れて検討を行ってまいりましたが、単なる経費削減にとどまらず、業務・制度・技術面での将来のIT対応力を高め、顧客サービスをより一層向上させるため、このたび、『地銀共同化システム』へ参加する方針を決定しました。
これを受けて、参加行、三菱東京UFJ銀行および日本IBMは、共同化効果のさらなる拡大など、『地銀共同化システム』の発展のため、同社の参加について合意したものです。
2.『地銀共同化システム』への参加方針
(1)『地銀共同化システム』のスキーム概要
1:『地銀共同化システム』は、三菱東京UFJ銀行の現行システムをベースに、参加行の共通ニーズと個別ニーズを反映させて構築したものです。メガバンクのシステムをベースとした地方銀行の共同化形態は国内唯一であり、参加行は、三菱東京UFJ銀行が開発した先進的な業務ソフトの継続的提供などにより、将来のIT対応力を確保してまいります。
2:加えて、参加行は、日本IBMに開発・保守・運用を委託し、コンピュータを同社のセンターに集約すること、開発・運用要員を同社の子会社として設立した株式会社地銀ITソリューションに集約することなどにより、システム経費の削減を図ってまいります。
3:共同化する業務は、預金・融資・外為などの勘定系に加え、インターネットバンキングといったダイレクトチャネル系や情報系なども含めた範囲を対象とし、参加行、三菱東京UFJ銀行および日本IBMから構成される事業運営推進体を主体に、今後、さらなる共同化範囲の拡大を検討してまいります。
4:『地銀共同化システム』は、平成15年から約4年にわたり検討、開発を進め、当初予定通り平成19年1月の常陽銀行のサービスインをもって稼働を開始しました。今後は、百十四銀行、十六銀行、南都銀行も順次サービスインする予定です。
(2)山口フィナンシャルグループの参加方針
1:山口フィナンシャルグループは、既に参加している参加行と同等のスキームを前提として参加行、三菱東京UFJ銀行、日本IBMとの具体的協議を進めてまいります。
2:山口フィナンシャルグループの傘下には、株式会社山口銀行(頭取 福田 浩一(ふくだこういち))と株式会社もみじ銀行(頭取 野坂 文雄(のさかふみお))がありますが、山口フィナンシャルグループを窓口に、両行共、『地銀共同化システム』に参加する方針です。
【地銀共同化システムの運営スキーム】
添付資料をご参照ください。