三菱商事、カナダ・サスカチュワン州のウラン資源探鉱プロジェクトに参画
カナダ・ウラン資源探鉱プロジェクト参画について
~カナダ・サスカチュワン州ウェスト・マッカーサープロジェクトへの参画~
三菱商事が100%出資する豪州現地法人である三菱デベロップメント社(Mitsubishi Development Pty Ltd., 以下MDP社)は、キャンアラスカ・ウラニウム社(CanAlaska Uranium Ltd.、トロント・ベンチャー市場上場以下CAU社)がカナダ・サスカチュワン州アサバスカ盆地に保有するウェスト・マッカーサー・ウラン資源探鉱プロジェクトへの参画に就きCAU社と合意しましたので、お知らせ致します。
同プロジェクトは世界の一次ウラン生産量の約30%が集中するカナダ・サスカチュワン州アサバスカ盆地に位置しており、高品位且つ大規模なウラン鉱床の発見が期待されています。
同プロジェクトはこれまでCAU社が単独で探鉱を進めてきましたが、MDP社が探鉱費用として約11百万カナダドル(約11.4億円)を負担することにより、同プロジェクトの権益の50%を取得する権利を保有する事になります。
今後世界的にエネルギー需要の大幅な伸長が予想されて居りますが、一方では地球温暖化が深刻な問題となっており、温暖化への悪影響が少ないと思われる原子力発電を再評価する流れが生まれております。本プロジェクトは、原子力発電の燃料であるウラン精鉱の将来的な安定供給への貢献を目指すものであり、地球温暖化防止にも貢献するものであります。
MDP社はこれまで原料炭・一般炭等石炭資産の保有・操業を業務の中核として居りましたが、同社がこれ迄培ってきた鉱山業界に於ける知見・ノウハウを最大限活用し、今後ウラン資源への積極的な展開を図る方針です。
以上
【MDP社概要】
名称 : Mitsubishi Development Pty Ltd.
所在地 : 豪州・シドニー
設立 : 1968 年
資本金 : 451百万豪ドル
株主 : 三菱商事100%
世界最大の原料炭生産企業であるBMAをはじめとし、豪州における石炭プロジェクトへ出資している。