ラックとA&I、持株会社を設立し経営統合で株式移転契約書を締結
株式移転計画書作成および株式移転契約書締結についてのお知らせ
株式会社ラック(本社:東京都港区 代表者:高梨 輝彦 以下「LAC」)とエー・アンド・アイ システム株式会社(本社:東京都中央区 代表者:牧野 敏夫 以下「A&I」)は、平成19年4月20日開催の各取締役会において、各社の株主総会の承認を条件として、共同株式移転により両社の完全親会社となる持株会社を設立し、対等の精神で経営統合することにつき、株式移転計画書を作成し、株式移転契約書を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.経営統合の背景
(1)IT(情報技術)業界の現状課題
経済のグローバル化が加速度的に進展する中、ITは社会インフラとしてますます重要となってきております。一方、平成20年4月施行の日本版SOX法に代表される企業の内部統制強化策により、企業を取り巻く経営環境は大きく変化しています。
このような環境下で、多様化、複雑化するお客様のニーズに応えるため、インフラ技術や業務ノウハウを踏まえたコンサルティング、設計、開発・構築および運用にわたる一貫サービスの提供、セキュリティ単体サービスだけではないITインフラ全般に関わる統合ソリューションの提供が望まれております。さらに、Web2.0の潮流に代表される新たなテクノロジやビジネスモデルの登場といった変化もあり、IT企業ではそれらサービスを支える経営基盤・経営規模の拡充や変革が不可欠となっております。
(2)LACとA&Iの現状
LACはこれまで、ネットワークセキュリティのトータルソリューションサービス(セキュアネットサービス事業)ならびにシステムインテグレーション事業を通じて、官公庁・企業・団体等に信頼と安全を提供してまいりました。特にネットワークセキュリティ技術分野では業界屈指の評価を頂いております。
一方、A&Iは、コンサルティングサービス、ソリューションサービス、システム開発サービスを事業領域として、主に官公庁・地方自治体・企業等に情報サービスを提供してまいりました。特に企業においては金融機関の基幹系業務システムの開発に多数の実績を有するほか、情報・通信業、人材派遣業などのWeb系システム構築に強みをもっております。
(3)経営統合理由
以上のように、LACとA&Iは、それぞれ得意分野を有しており、両社が経営統合することで互いの特徴・強みを活かし、より強固な経営基盤を築くことによって、IT業界の現状課題である企業の経営環境の激変や競争の激化を克服し、継続的な企業価値向上を実現できると判断しました。
なお、統合方法につきましては、統合効果・目的のスムーズな実現と、両社の従業員のモチベーション維持向上の観点等から、共同株式移転による持株会社設立による経営統合が最良と判断いたしました。
※以下、詳細は添付資料をご参照下さい。