クラレグループ、国内全社にERPシステム(SAP R/3)を導入
クラレグループ国内全社へのSAP R/3導入完了について
当社は、経営のグローバル化への対応、市場への対応迅速化、業務の効率化を目指して、基幹システムの刷新に取組んでまいりましたが、このほどクラレおよび国内グループ企業へのERPシステム(SAP R/3)の導入を完了し、リアルタイムに全社の経営情報を収集することが可能となりました。導入途上においても、間接部門は業務の本社集中化、事業部門は販売、生産、物流の情報共有化により業務効率化を図ってまいりましたが、今後、これをもとに国内の業務改革を推進する一方、海外グループ企業へのSAP導入を進め2010年までのグローバル経営情報システムの完成を目指します。
<新システムについて>
(1)グローバルなシステム統一化
グローバル戦略として海外を含めた全グループ企業を同一のERPシステム(SAP R/3)で統一する。
(2)SAP導入のメリット
クラレ及び国内グループ企業の販売、生産、設備、会計、購買などの全業務分野を1システムに格納し情報をリアルタイムに収集・共有して、その活用により経営の効率化と組織の活性化を図る。
1)生産計画と販売計画を反映した在庫管理や取引先への納期回答の迅速化
2)リアルタイムな会計情報収集による決算発表の早期化への寄与
3)データウエアハウス活用による経営分析の高度化
4)ペーパーレス化、電子承認等による業務効率化
5)インターネットによる取引先や加工場とのシステム連携
6)ホストコンピュータ撤廃、外注ゼロ化によるシステム運用費用の削減
(3)システム構築における自前主義
自社主導でシステム導入を行うことにより、外部任せにすることに伴う現場対応不十分や予算の無制限な膨張を予防した。同時に、導入後も自前でメンテナンス出来るようシステム要員のスキル転換を図り外注ゼロ化を実現する。
以 上