~低コスト、生産性の向上を目指して基盤となるITシステムを刷新
オラクルのデータベース製品とデルのサーバおよび同ファイバーチャネルストレージを組み合わせた低価格短期導入パッケージを採用~
株式会社ウェブクルー(本社:東京都港区 代表取締役社長:渡辺久統)、デル株式会社(本社:神奈川県川崎市 代表取締役社長:浜田 宏)、日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:新宅正明)は、ウェブクルーが運営する商品・サービス情報の比較サイトの新規構築、運用管理を大幅に効率化する新しい仕組みを導入し、オラクルのデータベース「Oracle Database 10g」とデルのサーバ「PowerEdge™(パワーエッジ)」および同ファイバーチャネルストレージ「Dell|EMC」を活用して、その基盤となるITシステムを刷新したことを発表します。
ウェブクルーは、インターネットを通じて様々な商品やサービスの比較提供を中心に行うWebサイトを運営しています。同社は、保険業界、不動産業界やIT業界など多岐にわたりサービスを展開し、現在は16種のサイトを運営しています。同社ではこれまで各サイト別にシステムの個別開発を行い、複数のUNIXサーバで運用してきました。ところが今後の事業拡張を計画する際、新規サイト構築の生産性向上やサイト数の増加に伴う運用管理の負担増が大きな課題となっていました。そこで、サーバを論理的に一つに統合し、サイト毎に必要な機能の共有と個別定義が可能な独自フレームワークを開発。XMLによる定義でWebサイトを動的に生成することで、新規サイト構築の期間を5週間から3週間に短縮し、開発・運用コストを3分の1に削減することができました。このシステムは2月22日の稼動後、新規サイト開発に活用されています。
論理的に一つに統合するため、その基盤となるシステムには高い可用性と拡張性が必要不可欠となります。システム刷新に際しては管理できる技術者が限られているUNIXに換えてLinuxを採用し、オラクルの最新データベース「Oracle Database 10g」と2ノードのデル高性能サーバ「PowerEdge 2850」、デルの高性能ストレージ「Dell|EMC CX300」を組み合わせた無停止型システムの低価格・短期導入パッケージ「DELL SE RAC パッケージ」を活用し、わずか60日での環境構築を実現しました。今後も継続的にWebサイトのユーザ数、サイト数の拡大が予測される中、オラクルのクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters」により拡張性、可用性の高いシステム構築が可能な点と、それを短期、定額にて導入可能な点が高く評価された結果、採用が決定しています。
●「PowerEdge 2850」について
「PowerEdge 2850」は、Webからデータベース、アプリケーションまで、広範な環境に対応する2Uラックマウント型サーバです。インテル® EM64T対応の最新のXeonTM プロセッサを搭載し、32ビットアプリ-ケーションに加え、64ビットアプリケーションにも対応するため、既存の32ビット環境から64ビット環境へのスムーズな移行が可能で、お客様の投資を長期的に保護します。最新のCPUのほか、次世代の高密度DDR-2メモリ、800MHzフロントサイド・バスなど優れた機能を搭載し、負荷の高いエンタープライズ・アプリケーションにおいても、高いパフォーマンスを実現します。
●「Oracle Database 10g」について
「Oracle Database 10g」は小規模サーバから最大規模のSMPサーバ、クラスタからエンタープライズ・グリッドまで、全ての環境において効率的に実装できるように設計されています。自動化されたチューニング・管理機能により、作業の効率化とコスト削減を可能にします。ビジネス上の情報からOLAP、XML 文書、空間・位置情報まで、全ての既存データをネイティブで管理し、オンライン・トランザクション処理、ビジネス・インテリジェンス、データウェアハウス、コンテンツ管理アプリケーションなどでの活用を支援します。
●「Oracle Real Application Clusters」について
世界で圧倒的なシェアを誇るオラクルのデータベース管理ソフトの「Oracle8i」から採用された「キャッシュフュージョン」アーキテクチャに基づく新しいデータベース・クラスタリング機能です。従来のデータベース・クラスタリング機能では、ノード数の増加に従ってノードあたりの性能に劣化が生じていま したが、この新機能によりノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle Real Application Clusters」によるノードの追加は、単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノー ドで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。Oracle Real Application Clusters 10g」では、ビジネス上の要求の変化に応じて、クラスタ化されたデータベース間でコンピュータの処理能力を動的に変更する、新しいクラスタ負荷管理機能を搭載しました。この新機能により、顧客はブレード・サーバーなど低コストのサーバ上で大規模のクラスタを稼動し、エンタープラ イズ・グリッドを実現することができます。
●「Dell SE RACパッケージ」について
「Dell SE RACパッケージ」は、グリッドコンピューティングを実現する「Oracle Database 10g」と、同製品のクラスタリング技術「Oracle Real Application Clusters 10g」に最適化した、デルのサーバ「PowerEdge」と高性能ネットワークストレージ「Dell|EMC」に、導入サービスを組み合わせたパッケージです。無停止型システムの導入を検討される中堅、中小企業システムのお客様を主な対象としています。4CPUまでのクラスタに最適化した検証構成に、導入サービスを組み合わせることで、お客様は、導入前のシステム検証や導入時の複雑な作業を省き、短期間かつ低コストで無停止型システムを構築することができます。ユーザ数無制限のCPUライセンスで1,825万円から提供しています。
●株式会社ウェブクルーについて(http://www.webcrew.co.jp/)
株式会社ウェブクルーは1999年10月に設立され、インターネットで商品やサービスを手軽に比較検討できるWebサイト(Eマーケットプレイス)の運営を中心に事業を展開しています。2004年9月21日に東証マザーズ上場し、運営サイト数の拡充に加え、サプライヤ(商品・サービスを提供する事業者)への総合的なマーケティングにも注力し業容の更なる拡大を目指しています。
●デル株式会社について(http://www.dell.com/jp/)
デル株式会社は、米Dell Inc.の日本法人で、独自の直販方式「デル・ダイレクト・モデル」を活かした販売/マーケティング/サービス・サポート業務を行っています。業界標準技術を採用したサーバ/ストレージ製品およびソリューションの拡充に注力しており、エンタープライズ市場においても「デル・ダイレクト・モデル」による優れたバリューをお客様に提供しています。
●日本オラクル株式会社について(http://www.oracle.co.jp/)
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,448 名(2004年5月末現在)。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
株式会社ウェブクルー
IR担当:若林
TEL: 03-5561-6087 E-mail: pr@bang.co.jp
ニュースリリース http://www.webcrew.co.jp/news/
デル株式会社
広報本部:坂元
TEL: 044-556-3450 E-mail: risa_sakamoto@dell.com
オンラインプレスルーム http://www.dell.com/jp/press/
日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 広報担当:玉川・野見山
TEL:03-6238-8395 E-mail:yuko.nomiyama @oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。
デルロゴ、PowerEdge、Dell|EMCは、米国Dell Inc.の商標または登録商標です。