農業試験場の環境計測制御用の温湿度センサを10分の一以下に小型化
山武グループの一員で、農業試験場等の温室の環境制御を得意とする専業メーカーである株式会社イー・エス・ディ(東京都文京区、社長:海保 昭)は、このたび通風型の温湿度センサHT-20を開発、4月1日から販売いたします。
イー・エス・ディは、日本ではじめてマイコン式の温室制御用コンピュータを開発したメーカーです。創業以来、長年にわたって全国各地の農業試験場、国公立研究所、展示温室などで培ってきた技術をベースに、一般栽培農家向けにもグリーンハウスコントローラ「温室エース」を開発して販売しています。
今回開発した温湿度センサHT-20は、湿度検出素子に山武が空調用に開発した「高分子容量式湿度検出素子FP3」を採用しています。FP3は応答性、長期安定性に優れており、これに温度センサとしてPt100を組み合わせ、小型の通風筒に装着しました。当社従来品と比較して体積は10分の一以下、重量は5分の一になりました。
【特長】
1.サイズは直径50mm、高さ262mmと小型で、
従来品と比べて体積が10分の一以下
2.重量は従来品の5分の一、0.6kgと軽量なため
鎖など使わずに吊り下げが可能
3.吊るしたままで清掃、センサやファンの交換が可能
4.温度計測の応答時間は従来品の3分の一となる30
秒に短縮
販売価格は単品の場合は23万円からで、イー・エス・ディでは農業試験研究機関を中心とする環境計測制御市場、気象計測市場などに向けて05年度200台の販売を目指します。
読者から本製品についてのお問い合わせ先:
株式会社イー・エス・ディ
電話:03-3818-2761 FAX:03-3818-2764 esd@esd.co.jp