AmiVoice CALL -pronunciation-の発売開始!
~音声認識ソフト会社が開発した個別学習が可能な発音矯正ソフト~
株式会社アドバンスト・メディア〈東京都豊島区、代表取締役社長:鈴木清幸、以下アドバンスト・メディア〉は、日本人学習者向け英語発音矯正ソフト「-AmiVoice CALL pronunciation-」を企画・開発しました。
同ソフトは大学・高校にあるコンピュータ語学教室(CALL教室)でご利用いただくシステムで、日本人が苦手な発音をコンピュータが評定する技術を組み込んでおり、苦手な発音を効果的に矯正することが可能です。従来の授業で発音を指導する場合、一人の先生が複数の生徒の発音を聞き分けることを求められていため、事実上、学校という集団学習での発音指導は困難でした。同ソフトを導入することで、一人一人の発話の聞き分けはソフトが行うので、集団学習での発音指導が可能になります。
アドバンスト・メディアより、3月1日から直接販売を開始します。標準価格は40ライセンスパックで1,871,100円(税込み)となります。販売対象は、大学・高校ですが、中学校や社会人の研修でも利用できます。今後は、販売パートナーと協力し、2005年度に100校、2008年度には1,000校への導入を目指します。
【製品の概要】
◆AmiVoice CALL -pronunciation-
「AmiVoice CALL -pronunciation-」は、CALL教室での利用を想定し、クライアント・サーバー(学習者・管理者)でシステムを構成しています。学習者のデータは全てサーバーで管理し、学習者はAmiVoice CALL -pronunciation-がインストール済みのどのマシンを使っても、自分の履歴を参照できます。発音矯正ソフトでは珍しく、管理者が生徒の進捗を管理できる機能がついています。また、文章の選定は、英語教育で有名な上智大学文学部・池田先生にお願いしました。
このソフトの特徴は、学校などの集団学習では難しかった個別の発音指導ができるようになる点です。同ソフトの開発背景は、近年、資格試験や就職現場でもスピーキングを重視する傾向があるにもかかわらず、個別指導が不可欠である発音矯正は、学校教育では困難という現状です。AmiVoice CALL -pronunciation-では、今まで先生が行っていた指導の大部分をコンピュータ学習が担うことで、集団学習での発音指導も可能になります。
具体的には、発話者の英語発音の間違いを見つけ出す音声技術を実装していて、学習者は表示される文章を読みあげるだけで、発話者の日本人特有の英語の発音の間違いを指摘することが出来ます。
従来の、コンピュータを使った発音練習ソフトでは、単語ごとに、どの程度ネイティブの発音に近いかを判断しているだけで、「良さそうだ」・「悪そうだ」という曖昧な結果しか学習者に伝えることができませんでした。そのため、どの箇所をどのように修正すれば発音が向上するかが分かりませんでした。AmiVoice CALL -pronunciation-では、例えば“wonder”という単語の「あ(英語の発音)」という発音が日本語の「あ~」になっていますと学習者に伝えることができるので、“wonder”を上手に発音するためには、 「あ(英語の発音)」という発音に気をつければよい、ということが理解できます。明確な目標が出来るので、学習者のモチベーションも上がります。また、音の違い以外にも、パワーやピッチを同一画面に表示し、発音矯正を視覚的・聴覚的にサポートしています。
AmiVoice CALL -pronunciation-は、3つの学習モードと履歴参照機能から構成されていて、学習を進める過程で、言葉を聞く・話すという能力のしっかりとした基盤をつくることができます。
[発音評定モード]
AmiVoice CALL -pronunciation-のメイン学習モードです。従来は、学習者はネイティブ音声との違いを自分の耳で確認するしかなく、良し悪しの判断は学習者の主観に頼らざるを得ませんでした。AmiVoice CALL -pronunciation-では、手本音声を頼りに表示された文章を読み上げると、学習者の音の間違い、パワーを表している波形、ピッチを表しているカーブ、単語単位の区切り線が表示されます。聴覚に頼っていた従来の方法と違い、視覚的に確認できるので、リスニング力が弱い学習者でも、ネイティブ音声との違いを把握できます。
[苦手発音練習モード]
苦手な発音を集中的に矯正するモードです。「発音評定」を繰り返すことにより、何度も同じ発音を指摘されることを学習者が発見します。このモードでは、選択した苦手な発音に対してのみ評定機能が働きます。他の発音を気にすることなく、苦手な発音にじっくり取り組むことが出来るようになっています。また、音声とシンクロしたアニメーションで、口蓋図・正面図で口の形を確認できますので、何度やっても上手く出来ない学習者のフォローもできます。
[聞き分けリスニング練習モード]
日本人では聞き分けが難しい発音を、聞き分ける力をつけるモードです。「fall」・「hall」のような単語の組み合わせのうち、再生された音声がどちらの発音なのかを選択します。男性女性各2名分の音声を実装していますので、正確な音の違いが聞き分けられなければ高得点が取れないように工夫しています。
リスニング力は、発音の能力と関連性が高いと言われていて、AmiVoice CALL -pronunciation-で発音の矯正を進めることで、このモードでの高得点も取れる効果があります。
[統計履歴]
「発音評定」・「聞き分けリスニング練習」の各モードで、今までに学習したデータを統計グラフで確認できるモードです。感覚的にではなく、客観的なデータとして苦手な発音を確認できるので、「苦手発音練習」を行う上で参考になります。
【必要なパソコンの性能】
クライアント機
・対応OS:日本語版Windows 2000 / XP
・対応機種: DOS/V機(マッキントッシュでは使用できません。)
・CPU: PentiumIII 800MHz相当以上(1GHz以上推奨)
・メモリ: 128MB以上の実装メモリ(256MB以上推奨)
・ディスプレイ: 1024×768以上/16bit(ハイカラー)以上
・HDD: 350MB以上の空き容量(500MB以上推奨)
・CD-ROMドライブ: 4倍速以上(インストール時に必要)
・USBポート
・サウンドカード:1ポート
Windowsサポートのヘッドフォン差込口がついたサウンドボード
(USBポート使用不可の時のみ必要)
・その他:キーボード、マウス
サーバー機
・対応OS:日本語版Windows Server
・対応機種:DOS/V機(マッキントッシュでは使用できません。)
・CPU:PentiumIII 1GHz相当以上
・メモリ:256MB以上の実装メモリ
・ディスプレイ:1024×768以上/16bit(ハイカラー)以上
・HDD:30GB以上(音声録音用に使用)
・CD-ROMドライブ:4倍速以上(インストール時に必要)
・USBポート
・サウンドカード:1ポート
Windowsサポートのヘッドフォン差込口がついたサウンドボード
(USBポート使用不可の時のみ必要)
・その他:キーボード、マウス
■ 会社概要
【株式会社アドバンスト・メディア 会社概要】
社名:株式会社アドバンスト・メディア
代表者:代表取締役社長 鈴木 清幸
本社:東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 48階
URL:http://www.advanced-media.co.jp/
設立:1997年12月
資本金:21億1,125万円
事業内容:
音声認識・音声認証システムに関する開発業務ならびにコンサルティング
日本語音声認識システム開発ツール「AmiVoice」および、音声認証「AmiVoice ID」の市場化マーケティング、システム開発、ミドルウェア製品販売およびパッケージ製品販売
先端技術を利用したシステム開発&受託業務
海外の先端技術に関わるライセンス・ビジネス
■アドバンスト・メディアについて
アドバンスト・メディアは、独自の技術による日本語連続音声認識システムAmiVoice(R)を開発し、“声”で文章入力などができる各種ソリューションを提供してきました。AmiVoice(R)は不特定話者に対応していますので、利用者毎に声の事前学習(エンロールメント)を行うことなく、すぐに音声入力できます。特に医療分野においては、導入施設が400を超えるまでとなり(2004年12月現在)、医療診断の効率化に貢献しています。
【報道関係のお問合せ】
経営企画部 広報・IR室
電話: 03-5949-2007
FAX: 03-5958-1032
E-mail : press@advanced-media.co.jp