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【件名】
保全産業、汚泥を10分の1に減容化する「磨砕機」を開発・商品化
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報道関係各位
2004年7月21日
保全産業株式会社
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【本文】
保全産業株式会社(山口県周南市 代表取締役:小野英輔)は2004年7月21日、
食品加工工場などから排出される汚泥を高速回転ディスクで物理的に汚泥をす
りつぶし減容化する「磨砕機(まさいき)」を開発・商品化したことを発表し
ました。
一般的な汚泥処理方法としては活性汚泥処理法が普及していますが、沈殿槽に
溜まる汚泥を定期処理する必要があり、コスト面での課題がありました。「磨
砕機」は高速回転ディスクによる粉砕・可溶化という物理的処理法と、活性汚
泥処理法を併せ持つことにより、最初に汚泥を圧縮・粉砕し液状化した上で、
バクテリアによる活性汚泥処理することで、汚泥減容化率90%を達成しました。
これにより汚泥処理にかかるコストを大幅に抑え、省エネルギーも実現してい
ます。
実証試験でも効果が確認されており(MLVSS減容率 90.8%)、今後は排水処理
設備の施工・販売業者を通じ食品加工会社や給食センター、水産加工業者、レ
ストラン等に販売する予定です。
■仕様
・磨砕機(径410mmφ×胴91mmH×全高450H)
・主要材質SUS304、電動機1.5KW
※月間処理能力は10立方メートル
■対象市場
・食品加工、給食センター、水産加工、レストラン、ホテル、菓子製造、
集合廃水処理、下水処理
PAT No.3494362 磨砕機・処理システム/特許取得済(平成15年11月)
関連特許出願中(平成14年2月)
「磨砕機」製品紹介ページ
http://www.hozen-sangyo.com/project/?PR=pnrj
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■ 開発の背景
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余剰汚泥問題は国家的課題と言われています。この解決を図るべく、国、山口
県、周南市の支援を受け、宇部高専・深川教授の指導のもと、平成12年から産
学協同による開発に着手したものです。
開発に際しては、他に無い技術、経済性の高い技術を開発の理念とし、平成15
年11月の特許取得を期に企業化しました。
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■ 保全産業株式会社について
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産学協同による研究開発を行う企業です。世に埋もれた新技術・特許技術を製
品として世に送り出すことを目的としています。
地元産業振興の基幹となる徳山高専の教育研究を支援のほか、自社工場は所有
せず(ファブレス)、地元企業に製造を委託し、弊社は研究開発に特化し、地
域経済の活性化も図っています。
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【本リリースに対するお問合せ】
保全産業株式会社
〒745-0012 山口県周南市川端町2丁目17番地
担当:中元 正二
TEL:0834-21-1593
FAX:0834-31-5956
E-mail:nakamoto@hozen-sangyo.com
URL:http://www.hozen-sangyo.com/?PR=pnrj
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