薬物経皮吸収時の血中濃度や皮膚透過量を予測
~SKIN-CADバージョン5.0を発売~
当社は、合資会社バイオコム・システムズが開発した経皮吸収シミュレーションソフト「SKIN-CAD」のバージョン5.0を6月20日(火曜日)より発売いたしました。
特に今回のバージョンでは、シミュレーションに必要な入力パラメーターの算出機能が充実し、より簡単にシミュレーションを行えるようになりました。
SKIN-CADは、九州工業大学情報工学部,東條角治教授の監修のもと、同大学発のベンチャー企業であるバイオコム・システムズが開発した製品です。本ソフトは、経皮吸収薬物の皮内拡散や血中動態に関わるパラメーターをもとに、皮膚透過量や血中濃度を予測します。この予測結果は、製剤の臨床性能予測や投与計画の設定など、経皮吸収型製剤の最適化に利用できます。
また、シミュレーションに必要なパラメーターを決定すれば、全身作用薬の血中動態、局所治療薬の皮下移行性、スキンケア医薬品の皮膚浸透性など、目的に応じた解析結果を得ることができます。
【製品名】
SKIN-CAD for Windows Professional Edition Version 5.0
【特長】
Version5.0では、シミュレーションに必要な入力パラメーターを決定するためのデータ解析機能を新たに追加しました。
・静脈注射をした時の、血中濃度推移から体内動態パラメーター(コンパートメントモデル)を決定するためのカーブフィッティング機能
・皮内(角質層内)薬物濃度分布データから拡散係数・分配係数を求めるためのFickの第2法則へのカーブフィッティング機能
・In vitro皮膚透過曲線から容易に拡散係数・分配係数を決定するための定常状態を探索する機能
【動作環境】
CPU Pentiumプロセッサ133MHz以上
メモリ 64MB以上
解像度 800×600以上
ハードディスク 20MBの空き容量
OS Windows98,Me,2000,XP
【価格(税込)】
企業向け 1,575,000円
年間保守費用 315,000円(初年度は無償)
大学,官公庁向け 525,000円
年間保守費用 105,000円(初年度は無償)
以上