LNG船の新船舶管理体制について
(船舶管理会社 2社設立)
当社は、このたび東京とロンドンの2ヶ所に、LNG船(液化天然ガス輸送船)に特化した船舶管理会社を設立します。これまでLNG船の保守点検、コスト管理等の船舶管理業務は、当社自身が行ってきましたが、新会社の設立に伴い夫々の会社に同業務を移管致します。
現在当社は、36隻のLNG船の保有と運航に関与し、17隻のLNG船の船舶管理を行う世界最大級の船会社です。昨今クリーンエネルギーとしてのLNG需要は高まっており、世界的に輸送量が増加しています。当社も太平洋・大西洋水域におけるビジネスの大幅な拡大を進めており、船舶管理隻数も、2009年までに17隻から35隻(太平洋水域で16隻から25隻。大西洋水域は1隻から10隻。)に増加する見込みです。
増加するLNG船を安全かつ競争力あるコストで運航するには、船舶管理業務の役割が極めて重要となります。LNG船に特化した船舶管理会社を設立し、1983年以来培ってきたLNG船の船舶管理業務の経験を土台とした「船舶管理のプロフェッショナル」を目指します。また、同2社は、当社が策定統一した管理方針のもと船舶管理業務を実施し、「NYKスタンダード」の徹底を図ります。
当社は、東京とロンドンの2ヶ所にLNG船舶管理会社を設立し、拡大するLNG船隊の管理体制をこれまで以上に強化することで、「世界一のサービスを提供するLNG船社」を目指します。
新会社2社の概要は以下の通りです。
社 名 本社所在地 業務開始時期
NYK LNG シップマネージメント株式会社 東京 2006年10月頃
NYK LNG Shipmanagement(UK)Ltd. ロンドン 2006年 5月
以上