市場ニーズに対応した理想構造を実現
スポーツ衣料用ニット素材『デルタ(R)』の開発と販売について
帝人ファイバー株式会社(本社:大阪市中央区、社長:唐澤 佳長)は、このたび、スポーツ分野のニット製品に向け、市場が要求する「質感」「物性」「機能」の3つの特性をバランス良く備えた、理想的な編物構造のニット素材『デルタ(R)』を開発しました。
『デルタ(R)』は、その理想的な編物構造から、ソフトな風合いや嵩高性など、ニット本来の特徴を持ちながら、同時に高物性や高機能性を付与することが可能であり、帝人ファイバーでは、2007年秋冬向けのスポーツウェア用重点プロモーション素材と位置付け、「2007秋冬 帝人ファイバー スポーツウェア素材展示会」で紹介するとともに、今後スポーツ用途に向けて、積極的に販売展開していきます。
(※参考画像あり)
詳細は下記のとおりです。
記
1.開発の背景
(1)近年、スポーツ衣料向けのニット素材に対しては、従来に比べ、「質感」(風合い・外観など)、「物性」(強度・形態安定性など)、「機能」(ストレッチ性・UVカット性・防透性など)など、全ての面で高いレベルの特性を持つ製品のニーズが高まっています。
(2)しかし、これらの要求特性を全て同時に満たすことは難しく、例えば、着用快適性を得るためにソフトな風合いや高いストレッチ性などを追求すると、逆に引っ掛け強度が劣ってしまうなど、市場ニーズを充分に満たす製品がこれまで存在しませんでした。
(3)そこで帝人ファイバーでは、「バランスの取れた理想編地構造の実現」という全く新しい発想から、特殊仮撚り技術などを活用することにより、これまで同時に発現し得なかった3つの要求特性を、高次元で融合させることを可能とする『デルタ(R)』の開発に取り組み、成功したものです。
※素材の特徴など詳細は添付資料参照
以 上