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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'05.19.Sun
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2006'12.30.Sat

新規高容量負極材『ICGシリーズ』の開発に成功、高容量リチウム二次電池向けに販売を開始


 三菱化学株式会社(本社:東京都港区、社長:冨澤 龍一)は、リチウムイオン二次電池用の新規高容量負極材の開発に成功し、本年春より高容量電池用に製造・販売を開始しました。

 近年、携帯電話、ノート型パーソナルコンピューター等携帯用小型電子機器の急速な普及に伴い高容量小型二次電池の需要が急増しています。 なかでもリチウム二次電池は、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池に比べ、平均電圧が約3倍とエネルギー密度が高く、電池を軽量かつ小型化にできるため、1991年の上市以来販売量は伸び続け、現在では全二次電池の中で最大の生産額を占めるまでに成長しました。それに伴い、電池材料の需要も増加し、また高機能化の要求も高まっています。

 これまで、電池の高容量化には負極材を塗布した極板をプレスして、より高い極板密度での使用が必要とされていましたが、不可逆容量の増加や出力特性、サイクル特性が低下するという問題がありました。今回開発した新規高容量負極材『ICGシリーズ』は、三菱化学が長年培った黒鉛改質技術と表面修飾技術を融合することによりこれらの課題を解決し、極板密度が1.8g/cc以上でも電池の諸特性を低下させる事なく高容量化を実現できます。また、負極材の製造に関しては、炭素製品のメーカーである東海カーボン株式会社(本社:東京都港区 社長:大嶽 史記夫)と協業で生産を行い、旺盛な需要増にも応えられる体制を整えております。

 三菱化学では、中期経営計画「革進-Phase2」の中で電池材料ビジネスを育成事業として捉えています。同事業は、負極材のほか、正極材及び電解液の製造販売を行っており、セパレーターについても順調に研究開発が進んでおります。 これら4つの材料を扱っているのは、世界でも三菱化学だけであり、各材料ともに高い開発技術を有し、お客様から高い評価を得ております。今回の高容量負極材『ICGシリーズ』の上市を契機に、さらなる電池材料ビジネスの拡大を図ってまいります。


以 上

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