大日本スクリーン子会社、第8世代の大サイズに対応する石英ガラス切断業務を開始
第8世代の大サイズに対応する石英ガラス切断業務を開始
~クォーツリード、フォトマスク関連の加工事業を強化~
大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区/社長:橋本 正博)が100%出資するグループ会社、株式会社クォーツリード(本社:福島県郡山市/社長:千葉 喜三)は、大サイズ薄型テレビのパネル製造に使用する、第8世代対応フォトマスク用合成石英の切断加工業務を、2006年7月から開始しました。
薄型テレビの急速な普及に伴い、フラットパネルディスプレー(以下、FPD)業界では2006年以降、第8世代のガラス基板を使った大型パネルの生産に向けた設備投資が活発化すると予想されています。
そのため、パネル製造に関連する材料メーカーでは、パネルの大型化への対応とともに、高品質で安定した生産・加工体制の確立が急務になっています。
クォーツリードでは、このような業界の動向にいち早く対応し、2005年4月からFPD用フォトマスクに使用する合成石英の塊(インゴット)の切断加工業務を開始。第5、第6世代対応の石英インゴットを切断できる大型ワイヤースライサーを導入するなど、フォトマスクの大型化へのニーズに応えるだけでなく、切断工程における歩留まりの向上にも貢献しています。このたび、第8世代クラスの石英インゴットをワイヤーで10mm前後の厚さに切断可能な大型ワイヤースライサーを、新たに建設した専用棟に導入。フォトマスクのさらなる大型化に対応するとともに、さまざまなサイズの要望に迅速・柔軟に対応できる体制を構築し、事業規模の拡大を可能にします。
クォーツリードは、第8世代フォトマスク対応の切断加工業務の開始により、主力事業である半導体製造装置用石英ガラス製部品の製造に加え、FPD業界における材料メーカーからの幅広い要望への対応を図ります。
添付資料:ワイヤースライサー棟
<株式会社クォーツリードの概要>
所在地:福島県郡山市待池台1-15-4(郡山西部第二工業団地)
設 立:2001年4月2日
代表者:代表取締役社長 千葉 喜三
資本金:9,500万円
従業員数:72人
主な業務:バッチ式シリコンウエハー洗浄装置に搭載する石英槽および関連部品の開発・製造・販売
URL:http://www.qld.dsg.ne.jp
<大日本スクリーン製造株式会社の概要>
所在地:京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目
設 立:1943年10月11日
代表者:代表取締役社長 橋本 正博
資本金:539億円
連結従業員数:4,672人
主要製品:
【電子工業用機器】
半導体製造装置、フラットパネルディスプレー(FPD) 製造装置、プリント配線板製造装置、ウエハー・液晶・プリント配線板用検査/測定機器
【画像情報処理機器】
印刷用プレートレコーダー、フィルムレコーダー、画像処理システム、カラースキャナー、
デジタル印刷機、デジタルカラー校正機、デジタルフォント、通信ネットワークサービス
URL:http://www.screen.co.jp