日本ショッピングセンター協会、2006年上半期のSC業界動向を発表
ショッピングセンター(SC)業界上半期(2006年1~6月)動向
「上半期オープンSCは、数も規模も減少傾向」
(社)日本ショッピングセンター協会(会長:木村惠司 三菱地所(株)社長)では今年上半期(2006年1~6月)のSC業界の動向をまとめました。
昨年同期に比べオープンSC数が約3分の1減りましたが、これは例年SC開発が活発なイオングループによる計画が少なかった(昨年は34SC中9SC)ことと、GMS(総合スーパー)をキーテナントとするSCが減った(昨年は34SC中14SC)ことが上げられます。また、昨年は「愛・地球博」で賑わいました愛知県のSCオープンが多かった(34SC中7SC)ことも要因のひとつです。
反面、SM(食料品を中心としたスーパー)をキーテナントとするSCが多かったので、1SC当りの平均SC面積(昨年は30,664m2)が昨年に比べ、約14%減っています。
さらに今期は、関東地方におけるSCオープンが大変多く、昨年の1.5倍強(9SC→14SC)でした。
下半期(2006年7~12月)におけるSCのオープンは大型物件の計画が多く、1年を通してみればオープンSC数及び平均SC面積も、例年よりは若干少なくなる程度で落ち着くでしょう。*SC=ショッピングセンター
SC面積:共用通路を含み、SC内の物品販売業、飲食業、サービス業等すべての売場に供している面積をいい、同一敷地内にあってSC来店客が利用可能な公共性の強い諸施設の面積も含む。ただし、ホテル・駐車場・バックヤードは含まない。
*添付資料あり。