ホンダ、中国の合弁会社からPGM-FI搭載の新型スクーターを発表
五羊ホンダ、中国初PGM-FI搭載の新型スクーターを発表
Hondaの中国における二輪合弁会社の五羊本田摩托は、現地時間2006年7月31日午後12時30分(日本時間31日午後1時30分)に以下の発表を行いましたので、その内容をご案内いたします。
<ご参考>
Hondaの中国における二輪合弁会社、五羊本田摩托(広州)有限公司(以下五羊ホンダ)は、二輪車排出ガス基準である「EUROIII」を中国で初めてクリアする(社内テスト値)スクーター「SCR110」(中国名:佳御)を発表した。本日行われたラインオフ式典には、国家環境保護局、広東省、広州市からの政府関係者、合弁パートナーである広州摩托集団公司関係者、Honda専務取締役で中国本部長の兵後篤芳らが出席した。
SCR110は排気量110ccの小型スクーターで、燃料噴射をきめ細かく制御するPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)と低フリクション技術の採用により、大幅な燃費向上と環境負荷低減を達成した。Hondaが中国でPGM-FI搭載機種を生産・販売するのは初となる。SCR110は、軽量・コンパクトで高性能なエンジンにより動力性能、静粛性、耐久性を向上した他、低重心設計による高い操縦安定性を実現した。また、大容量収納ボックスの採用により高い実用性も備えている。
五羊ホンダは今年2月に稼動した新工場により、年間生産能力を従来の60万台から100万台へと拡大した。新工場は、地球環境に配慮した「グリーンファクトリー」のコンセプトを随所に取り入れている。五羊ホンダは、今後も商品と生産活動の双方を通じて環境に配慮した事業を展開し、中国の二輪車業界に貢献するとともに、一層のブランド強化を図る。
SCR110(中国名:佳御)
※添付画像参照
【SCR110(佳御) 主要諸元】
全長×全幅×全高(mm) : 1,830×681×1,123
エンジン方式 : 水冷4ストローク単気筒
総排気量(cc) : 108cc
燃料供給方式 : PGM-FI
【五羊本田摩托(広州)有限公司 Wuyang-Honda Motors(Guangzhou)Co., Ltd.概要】
設立 : 1992年7月
所在地 : 広東省 広州市 増城
資本金 : USD 3,000万
出資比率 : 本田技研工業株式会社 50%、広州摩托集団公司 50%
代表者 : 楊 大冬(董事長)、加藤千明(総経理)
従業員数 : 約3,700人(2006年7月現在)
生産能力 : 100万台/年
生産機種 : スクーター SCR110、SCR100(100cc)、
@Stream(125cc)、Spacy100(輸出専用)
オートバイ MCR125、GL125、CGL125、
CG125、追影Freeway(125cc)
