富士通、品質評価や分析調査サービスなど提供する新会社を設立
「富士通クオリティ・ラボ株式会社」の設立について
～品質管理に関連する各種サービスを提供～
当社は、設立以来約７０年にわたり蓄積してきたノウハウを活かし、当社グループだけでなく、電子機器、装置メーカーなどのお客様向けに、各種部品、材料、デバイスなどの信頼性評価や故障解析、分析調査などのサービス、品質向上とコストダウンを実現するためのコンサルティングを提供する「富士通クオリティ・ラボ株式会社」を設立しました。
当社は年間数千種類におよぶ部品を外部購入しており、それらの部品・ユニットの選定にあたっては、より高品質のものを選び出すために、品質保証部門が信頼性評価を行っています。近年、部品・部材の信頼性に関しては、当社製品の品質に直結するだけでなく、ものづくり、コスト、環境の面から、その重要性がいっそう増しています。
「富士通クオリティ・ラボ株式会社」は、当社の品質保証部門の一部と、当社１００％出資子会社で、電子機器や部品、材料などの各種調査・分析を実施する「富士通分析ラボ株式会社」とを再編したものです。当社の長年にわたるものづくりの経験の中で蓄積されたノウハウを活かした信頼性評価や、製造メーカーとしての独自の見解を踏まえた故障解析、無駄のない効率的な分析調査サービスをお客様に提供します。また、ＲｏＨＳ指令（注１）に代表される有害物質分析に加え、お客様の技術開発や製造工程管理の支援、製品の品質向上とコストダウンに向けたコンサルティングも提供していきます。
■富士通クオリティ・ラボ株式会社の概要
（１）商 号 ： 富士通クオリティ・ラボ株式会社
（２）本社所在地： 神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番１号
（３）代表者 ： 代表取締役社長 木村弘正（当社常務理事 兼 品質保証本部長）
（４）事業内容 ： 研究開発支援・障害対策・障害未然防止などのための部品の信頼性評価およびコンサルティング、
各種受託分析・試験、環境分析サービスの提供および教育支援
（５）設立年月日： ２００６年８月１日（富士通分析ラボ株式会社：１９９４年４月１日）
（６）資本金 ： １億円
（７）株主構成 ： 富士通株式会社１００％
（８）従業員数 ： １００名
以上
［注釈］
注１ ＲｏＨＳ指令：
電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限指令。２００３年２月１３日付で公布・施行されたＥＵ指令。これに基づき、２００６年７月１日以降、欧州向けの電気電子機器は、鉛・六価クロム・水銀・カドミウム・ＰＢＢ・ＰＢＤＥの含有が規制されている。