日立、プロジェクトマネジメント専任部門設置などインドでのミドルウェア開発体制を強化
インドにおけるミドルウェア開発体制を強化
プロジェクトマネジメント専任部門設置による開発力強化を推進
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学/以下、日立)は、このたび、ソフトウェアのオフショア開発が活発化する近年のグローバルソーシングの情勢に対応し、市場へのより高品質かつ迅速な製品提供施策として、インドにおけるミドルウェア開発体制を強化します。今回は、現地開発委託先ベンダーとの連携で、開発プロセスの視点から工程・品質管理作業などでの協力関係をさらに密接にするための専任部門を今月から新たにインド国内に設置し、開発力の強化を図ります。
今日、情報システムのユビキタス化に向けてさらに複雑・高機能化するソフトウェアを、高品質・低コストで迅速に市場に提供していくことが課題となっています。また、日本国内におけるIT技術者不足などの傾向から、オフショアでのソフトウェア開発がさらに重要になっている状況です。
日立はこれまで、グローバルオペレーションの最適化を狙いとし、海外でのアプリケーション開発やアウトソーシングサービス拠点の設置・運営など、各種の取り組みを進めてきています。また、ミドルウェア分野については、システム運用管理製品を中心としたオフショア開発をインド国内で1994年から推進しています。
今回は、これらの市場の状況に対応するソフトウェア事業のグローバル化戦略のもと、高信頼な製品を迅速に提供するための最適な開発体制を確立する施策として、開発プロジェクトの推進を強化する専任部門の設置を行うものです。
開発体制強化策の主な概要
開発プロジェクトマネジメント専任部門設置による開発体制の強化
グローバルでのソフトウェア開発力強化については、Javaをはじめとした先端ソフトウェア技術に精通し、英語によるコミュニケーション能力の高い技術者を有するインドのベンダーとの連携を密にしていくことが重要なポイントになります。今回、現地開発委託先ベンダーとの連携を強化し、プロジェクトマネジメント支援を行う専任部門:ODMC(Offshore Development Management Centre)を新たに設置し、インドにおけるミドルウェア開発体制を強化します。
ODMCは日立インド社 (Hitachi India Pvt.Ltd.) ムンバイオフィス内に設置し、主な役割として、委託先ベンダーのプロジェクト管理者および開発技術者などとの連携により、各種開発プロジェクトの工程管理/品質向上サイクルの最適化、品質管理/分析ツールなどの適用強化による開発効率・製品信頼性のさらなる向上、製品開発ビジョンの早期共有によるプロジェクト運営の円滑化、などを図ります。これらの取り組みを通じて、現地ベンダーの高い技術力に対するプロジェクトマネジメントノウハウのさらなる活用をすすめ、開発力の強化を図ります。
なお、日立は今後も継続してミドルウェア開発体制強化のためのプロジェクトマネジメント支援部門をインド国内で順次拡充し、製品開発の迅速化・高品質化を進めていきます。
日立インド社 (Hitachi India Pvt.Ltd.) 概要
事業拠点 本社 デリー (拠点 ムンバイ、バンガロール)
事業内容 プラズマTV、ディスプレイ関連機器他の各種ハードウェア事業、およびソフトウェア事業
ホームページ 日立インド社 (Hitachi India Pvt.Ltd.)ホームページ http://www.hitachi.co.in/
商品名称等に関する表示
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以上