野村総研、企業システム向けOSSをレーティングした「NRIオープンソースマップ」を作成
オープンソースソフトウェアをレーティングした「NRIオープンソースマップ」を作成
~オープンソースソフトウェア評価・検証の選別基準に~
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、社長:藤沼彰久、以下「NRI」)は、企業システム向けのオープンソースソフトウェア(OSS)をレーティングした「NRIオープンソースマップ」を作成しました。
「NRIオープンソースマップ」とは、企業システムで採用された実績がある、また、NRIが注目している計24のOSSを、2006年6月に公開されている情報をもとに、関連ドキュメントの量・種類、リリース回数、品質などの「成熟度」と、ウェブサイトでの関連用語登場回数、検索サイトでのヒット数などの「プレゼンス」という2つの軸でレーティングの上でマッピングしたものです。
【NRIオープンソースマップ】
(※ 関連資料を参照してください。)
●レーティング基準
成熟度 : プロジェクトなどの期間、関連ドキュメントの量・種類、リリース回数、品質など
プレゼンス: ウェブサイトでの関連用語登場回数、検索サイトでのヒット数、採用数、サポートを提供しているベンダー数など
※ 2006年6月時点の公開情報をもとにレーティング
この結果によると、「MySQL」「PostgreSQL」「JBoss Application Server」「Apache Tomcat」などが、「成熟度」「プレゼンス」ともに高いレーティングとなり、企業システムで使えるOSSとして高いレベルにあることがわかりました。
NRIでは、このオープンソースマップが、今後OSSが検証・導入される際の選別基準となることを期待しています。
また、今後、「NRIオープンソースマップ」の評価項目を増やしてレーティングの精度を上げるとともに、開発フレームワークなどのOSSにも対象範囲を拡大したいと考えています。