パイオニア、数多くの高音質技術を搭載したAVマルチチャンネルアンプ2機種を発売
ハイクオリティAVマルチチャンネルアンプ 2機種を新発売
・デジタルAV機器とのフルデジタル接続を可能にする「HDMI端子」を装備
・マルチチャンネル再生時の低音のズレを解消する「フェイズコントロール」技術を採用
・「VSA-AX1AV」はさらに、3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」を搭載
製品名:AVマルチチャンネルアンプ
型 番:VSA-AX1AV
希望小売価格:118,000円(税抜価格112,381円)
発売時期:9月中旬
製品名:AVマルチチャンネルアンプ
型 番:VSA-1016V
希望小売価格:92,000円(税抜価格87,619円)
発売時期:9月中旬
【 企画意図 】
パイオニアは、この度、デジタルAV機器とのフルデジタル接続を可能にする「HDMI端子」や、マルチチャンネル再生時の低音のズレを解消する独自技術「フェイズコントロール」を搭載した中級価格帯のAVマルチチャンネルアンプ「VSA-AX1AV」、「VSA-1016V」を新発売いたします。
この2機種は、「ダイレクト エナジー パワー エンジン」や、「アドバンスド・ダイレクトコンストラクション」など数多くの高音質技術を搭載したハイコストパフォーマンスモデルです。また、フロントパネルにUSB入力端子(TypeA、Ver.1.1)を装備し、USBメモリーやデジタルオーディオプレーヤーを接続することでMP3をはじめとする音声圧縮ファイルを手軽にお楽しみいただけます。
「VSA-AX1AV」ではさらに、市場で高い評価を頂いている3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC※1」の搭載により、室内の定在波をコントロールして理想的な音場を実現し、一層の高音質でマルチチャンネルオーディオをお楽しみいただくことができます。また、iPodョのコントロールを可能にする専用インターフェイスも搭載し、高い拡張性も実現しています。
新製品の導入により、当社はマルチチャンネルオーディオ市場のさらなる活性化を図って参ります。
【 主な特長 】
(1)フルデジタル伝送を実現する「HDMI端子」と「デジタルビデオコンバーター」を搭載
DVDオーディオをはじめとする高音質の音声や、デジタル放送や次世代ディスクに記録されたハイビジョン映像など、高品位な音声と映像を一本のケーブルで伝送するデジタルインターフェイス「HDMI(Ver.1.2)端子」を装備しました※2。シンプルな接続でハイクオリティなシステム構築が可能です。
(2)マルチチャンネル再生に快適なリスニング環境を実現する、3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」搭載※3
当社が開発した3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」は、各スピーカーの音圧レベルや周波数特性などを自動補正する通常の「MCACC」に“時間軸”の補正を加え、残響音の影響を受けない、直接音を中心とした音場補正を行います。その結果、視聴環境に左右されることなくマルチチャンネル再生のための理想的な音場を実現します。
また、周波数特性の補正にはハイエンドモデルと同様、高精度な9バンドのエンベロープ補正を採用し、自然で滑らかな音色の補正が行えます。補正結果はマニュアルでの変更も可能で、6種類まで保存でき、視聴環境に応じて切り替えられます。さらに、これまで排除が困難であった定在波(壁や天井、床などに音が反射して発生する)を音響解析機能により補正することで、その影響を軽減する定在波コントロール機能を搭載し、マスター音源のクオリティを損なうことなくよりクリアな音場を可能にしました。9バンドのエンベロープ補正と定在波コントロール機能は、その相乗効果により周波数特性の補正精度をさらに向上させるマルチチャンネル時代の高音質化補正技術です。
(3)マルチチャンネル再生時に生じる低音のズレを解消する、独自開発の「フェイズコントロール」技術を採用し、音場を飛躍的に進化
AVアンプ内で発生する低音専用のLFEチャンネル(5.1chなどマルチチャンネルオーディオの低音部分を担うチャンネル)とその他のメインチャンネル(フロントL/R、センター、リアL/RなどLFE以外のチャンネル)間の低音のズレを解消する当社独自開発の「フェイズコントロール」技術を採用し、さらに高品質なマルチチャンネルオーディオの再生が可能になりました。
(4)USBやiPod※3の入力端子の装備など、充実したPCオーディオ対応
1)フロントパネルにUSB入力端子(TypeA、Ver.1.1)を装備。パソコンなどを使用して音声圧縮ファイル※4を記録したUSBメモリーや、お手持ちのデジタルオーディオプレーヤー※5をUSB接続して手軽に高音質でお楽しみいただけます。
2)「VSA-AX1AV」ではiPod入力端子を装備。iPodの接続で、楽曲の再生、本機付属リモコンでのコントロール、本機FLディスプレイへの情報表示、OSD(On Screen Display)機能を使ってTV画面への情報表示、充電が可能です。
(5)MP3などの音声圧縮ファイルも高音質で再生できる、当社独自の音質補正技術「サウンドレトリバー」
長年にわたり蓄積してきたオーディオ技術を基に開発された「サウンドレトリバー」機能を搭載。圧縮効率を高めるために低域と高域における音量の小さな成分や、大きな音にマスキングされて聴感上で聴き取りにくい微細な音声がカットされているMP3、WMA、MPEG-4 AACなどの音声圧縮ファイルを再生する際に失われたデータを補正します。DSP処理における独自のアルゴリズムにより、本来持っていた音の厚みや奥行き感をも高音質で再生します。
(6)さらなる高音質を実現する独自のオーディオ技術
1)パワーアンプに新開発の「ダイレクト エナジー パワー エンジン」を採用
ローインピーダンス化とモジュールの最小化により、音質に有害な不要輻射を低減。さらに独自設計の温度変化補償回路により、出力レベルにかかわらず高音質な再生が可能となっています。また、各チャンネルの動作環境を同一にする「シンメトリカル・パワートレイン・デザイン」を採用し、全チャンネルで均一かつ高音質な信号増幅を可能としています。
2)クラスを超えた高音質再生を実現するための様々な技術
・ノイズの混入や回路間の信号の干渉を最小化する「アドバンスド・ダイレクトコンストラクション」
・ハイクオリティ「ΔΣ型192kHz/24ビットDAコンバーター」搭載
・大電力を瞬時に供給する大容量電解コンデンサーとローインピーダンス設計の強力電源部
・音源に合わせて最小限の信号処理を自動選択できる「ストリ-ム・ダイレクト・モード※3」
・THX社が定めた、映画館に匹敵する音場再生を可能にする「THX SELECT2」規格認定取得
(7)最適な視聴環境を実現する様々な機能&その他の特長
・「Windows Media? Audio 9 Professional(WMA9 Pro)」デコーダーを搭載
・ドルビーデジタルやDTSをはじめ、BSデジタル放送の標準音声フォーマット「MPEG-2 AAC」など、様々なマルチチャンネル音声方式に対応
・部屋の大きさにより、変化する高域聴感特性を補正する「Xカーブ※3」
・デジタル処理の影響で発生する映像と音声のわずかなズレを補正する「サウンドディレイ※3」
・サラウンドバック用アンプを利用して、音の厚みと広がりのある音場を再現する「フロントバイアンプ」
・LCD表示マルチオペレーション対応学習リモコン
・当社のプラズマテレビやDVDプレーヤーと組み合わせることで、アンプの動作表示やシステム動作を簡単に行える「SR+」端子
※1:MCACC=Multi-Channel Acoustic Calibration System(自動音場補正システム)。「MCACC」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を行うことができる当社独自の音場補正技術です。
※2 「VSA-1016V」で音声を再生する際は、光ケーブルなどでの接続が必要です。
※3 「VSA-AX1AV」のみ。
※4 再生可能な音声圧縮ファイルは、WMA、MP3、MPEG-4 AACで、著作権保護のかかっていないものに限ります。
※5 USB端子を有し、マスストレージクラスとして認識できる製品のみ対応。
*HDMIは、HDMI Licensing LLCの商標です。
*iPodは米国及びその他の国で登録されているApple Computer, Inc.の商標です。
*Windows Mediaは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*THX及びTHX SELECT 2は、THX社の登録商標または商標です。
*ドルビーはドルビーラボラトリーズの登録商標です。
*DTSはDigital Theater Systems, Inc.の商標です。
【 VSA-AX1AV、VSA-1016Vの主な仕様 】
添付資料をご参照ください。
●この件に関するお問い合わせ●
お客様:カスタマーサポートセンターTEL 0070-800-8181-22(フリーフォン)