三洋電機、台湾クオンタ社とテレビ事業における戦略的提携を開始
テレビ事業におけるグローバルでの戦略的提携を開始
三洋電機株式会社(以下、三洋電機)と台湾クオンタ・コンピュータ株式会社(Quanta Computer Inc.:廣達電脳公司 以下、クオンタ社)は、この度テレビ事業におけるグローバルな戦略的提携を開始することを決定いたしました。この戦略的提携により、双方の強みを活用した製品プラットフォームの共通化、材料・部品の共同集中購買を実施し、年末商戦への対応をおこないます。
具体的には、三洋電機のテレビ事業に関連する企画・開発、購買などのオペレーションを分割し、2006年10月を目処に新会社を設立いたします。そして、クオンタ社はこの新会社の株式を19%保有する予定です。
この新会社は、三洋電機がテレビ事業を手懸けている日本、北米、欧州、中国等全ての地域に向けた開発や購買などのオペレーションをカバーします。また同時に、三洋電機のテレビ事業の本社機能を北米に移転し、テレビ事業の主要市場である北米を基点としたグローバルマネジメントを行う体制へと変更いたします。
このように、三洋電機のテレビ事業を本体から独立した事業体として運営することで、より迅速な意思決定が可能となり、構造改革を更に加速させていくことができます。
尚、引き続きフラットテレビ事業の経営統合を視野に入れた合弁会社設立を目指し、三洋電機とクオンタ社は協議を継続していきます。
< 新会社の概要 >
会社名 三洋ビジュアルテクノロジー株式会社(仮称)
資本金 1億円(純資産約4.5億円)
設立日 2006年10月2日(予定)
代表者 井植 敏彰(三洋電機 常務執行役員)
所在地 大阪府大東市三洋町1-1
従業員数 約130名
出資比率(予定) 三洋電機81%、クオンタ社19% (※設立時点では三洋電機100%となる予定)
業務内容 フラットテレビの企画・開発、フラットテレビ関連部品の購買、ブラウン管テレビの企画・開発