エネサーブ、A重油を燃料としたオンサイト発電事業から撤退
A重油を燃料としたオンサイト発電事業よりの撤退について
当社は平成18年8月18日開催の取締役会において、下記の通りA重油を燃料としたオンサイト発電事業より撤退することを決議いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.事業撤退の理由
オンサイト発電事業は、昭和59年の事業開始以来、約20年間にわたり、当社の主力事業として業績に貢献し、平成18年3月末日現在、約7,800台の発電設備をお客様に設置させていただき、その発電容量は約150万kWであります。しかしながら、昨今の原油価格の高騰・高止まりなどの影響を受け、発電装置の燃料であるA重油の調達が困難になる等、経営環境が悪化したことから、今後の方向性、当該事業存続の意義等を様々な角度から検討を重ねた結果、A重油を燃料としたオンサイト発電事業の継続が困難であると判断したものであります。
2.概要
(1)当該事業撤退による当期の売上高影響額
当該事業撤退により、当期の省エネ事業部の機器販売部門(自家用発電設備及びその他の機器販売)の売上高はゼロとなり、発電設備燃料・整備等の部門に付きましても、大幅に減少する見込みであります。
なお、電力サービス事業部(電力小売・セキュリティ)については、大きな影響はありません。
<平成19年3月期の売上高影響(単位:百万円)>
(※ 関連資料を参照してください。)
(2)当該事業撤退に伴う利益影響額について
当該事業撤退に伴い、特別損失及び特別利益が発生し、これにより、経常利益についても、大きく影響を受けることになります。詳細につきましては、本日付プレスリリース「平成19年3月期業績予想(非連結)の修正及び特別損失並びに特別利益の計上についてのお知らせ」をご参照ください。
3.今後の日程
(1)新規販売について
事業の撤退に伴い、A重油を燃料としたオンサイト型発電設備の新規販売については、8月18日以降行わない予定であります。ただし、A重油以外の燃料(主として廃食油等の再生可能燃料)を使用したオンサイト発電事業につきましては、引き続き実施いたします。
(2)お客様との既存契約について
すでに、顧客に設置、稼動中のオンサイト型自家発電設備に関する維持管理、燃料供給等の事業につきましても、お客様及びリース会社様と協議の上、速やかに解約をさせていただくべく交渉を8月18日以降行ってまいります。
4.今期業績への影響
当期(平成19年3月期)の業績予想及び来期(平成20年3月期)の見通しについて
当期(平成19年3月期)の業績予想及び来期(平成20年3月期)の見通しにつきましては、本日付けプレスリリース「平成19年3月期業績予想(非連結)の修正及び特別損失並びに特別利益の計上についてのお知らせ」をご参照お願いいたします。