日立、みずほ銀行のICキャッシュカード本人確認に指静脈認証技術が採用
日立の非接触型指静脈認証システムがみずほ銀行で稼働
株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)の指静脈認証技術が、このたび、株式会社みずほ銀行(取締役頭取:杉山清次/以下、みずほ銀行)の生体認証による本人確認に採用されました。みずほ銀行は2006年8月28日から指静脈認証に対応したICキャッシュカードの発行を開始します。(ICキャッシュカードへの指静脈情報の登録は、2006年10月2日より開始予定)
今般、金融犯罪による被害の更なる防止策として、指静脈認証機能付きICキャッシュカードを導入します。指静脈認証技術は、登録されるデータがコンパクトでありながら高い認証精度を実現していること、認証速度が速く、装置が小型であり使いやすいことなどが高く評価され、今回の採用に至ったものです。
日立は、今後も、安心・安全・快適なユビキタス情報社会の実現に向けて、さまざまな市場ニーズに応えられるソリューションを創造していきます。
■非接触型指静脈認証システムの特徴と仕組み
指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、体内にある指の静脈パターンを認証するものです。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、直接センサ部に触れることなく高い認証精度を持ちます。また、装置もコンパクトで、ATMの本人認証、PCログインや入退室管理の他にも自動車などさまざまな分野への応用が期待されています。
■関連情報
指静脈認証技術関連 ホームページ
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/fingervein/
以 上