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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.15.Sat
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2007'01.30.Tue

STマイクロ、シンガポールでのHDTV試験放送でH.264/AVCデコーダ・チップが採用

6ヶ月におよぶシンガポールでのHDTV試験放送で、ケーブル/地上波放送用STBに
STマイクロエレクトロニクス製STi710xファミリ
H.264/AVCデコーダ・チップを採用

スターハブ社とメディアコープ社は、HDTV放送を配信するために
STi710xファミリを使ったSTBを採用


 STB用シリコン・チップの世界最大のサプライヤ*であるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、シンガポールにて2006年6月より6ヶ月間実施される、HDTV(高解像度TV)サービスのケーブルおよび地上波TV試験放送用STBの大多数に、同社製STi710xファミリの高集積H.264/AVCデコーダ・チップが使われていることを発表しました。この度、スターハブ社がデジタル・ケーブルHDTV試験放送に採用したSTBと、メディアコープ社が地上波デジタルHDTV試験放送に採用したSTBは、STの最新技術を結集したSTi710xファミリを採用しています。

 2005年に発売を開始したSTi710xファミリは、世界初のシングル・チップH.264/AVCおよびVC-1デコーダを備えています。STi710xファミリは従来製品へのアドオン・プロセッサではなく、単一デバイス内に高性能マルチ・スタンダード・デコーダやSTBに必要となる全ての機能を収容しており、STBメーカーにとって最もコスト効率の良いソリューションになります。このチップは、STの最先端90nmプロセス技術を使って製造されています。

 スターハブ社は、シンガポール唯一のケーブルTV会社です。今回、およそ1,000人のケーブル利用者が参加する東南アジア初の全国有料テレビHDTV試験放送用STBとして、STi7100を使ったADB(アドバンスド・デジタル・ブロードキャスト社)製のSCV-3800C STBを採用しました。試験放送の開始は2006年FIFAワールド・カップの時期に合わせており、視聴者は非常に鮮明な映像品質と映画並みの音声で64試合を楽しむことができました。

 同じく東南アジア初の地上波HDTV試験放送が、メディアコープ社の新しいチャネル38で同時に放送されており、地元局制作のHD番組と、他局より購入した番組をゴールデンアワーに毎週約14時間放送しています。番組には、国際的に評価の高い映画やシリーズが含まれています。メディアコープ社が地上波の視聴者に提供している試験放送用STBには、シンガポールのSTB設計兼製造会社であるスカイコム社が供給する、STi7100を使ったドラコSTBが含まれています。

 HDTVの視聴に関するお客様からの反響は非常に好意的で、視聴者は使い勝手の良い電子番組ガイド(EPG)だけでなく、スポーツ、大ヒット映画、および自然史番組の画像の鮮明さと音質を賞賛しています。シンガポールには約100万の世帯があり、計画立案者は2007年中にH.264/AVCをHDTVサービスに認定したいと考えています。
 シンガポールでHDTVの開始に成功したことは、マレーシア、タイ、およびインドネシアといった、近隣諸国での市場成長にも影響を与えることが予想されます。

 STアジア・パシフィックのホーム・エンタテイメント&ディスプレイ部門ジェネラル・マネージャ、Y.U.リーは次のように述べています。「STi710xファミリのMPEG-4デコーダが、シンガポールにおける重要なHDTV試験放送に選ばれたことを嬉しく思います。STはデジタルSTBチップで長年業界トップに立っており、一貫して革新的で世界レベルのソリューションを市場に提供してきました。そして今、シンガポールや世界中の様々な地域で大規模なHDTVサービスと試験放送が始まり、最先端でコスト効率に優れたシングル・チップSTBプラットフォームをメーカーに提供することで、STが業界トップに立っていることを改めて実証しています。」

 MPEG-4パート10としても知られるH.264/AVC(高度映像符号化)規格、およびマイクロソフトのWindows Media 9シリーズ・コーデックであるVC1は、以前の方式より低いデータレートで高品質映像が得られる、非常に効率的で、スケーラブルな映像技術で、HDTVやDVDから3G(第3世代)携帯電話まで、あらゆるものに利用できます。
 H.264を用いた放送サービスが使用する帯域幅は、広く使われているMPEG-2符号体系のものと比較すると非常に狭く、放送局はより高い解像度の番組をはるかに低いビット・レートで経済的に放送することが可能です。

 STi710xファミリは、ハードウェアとソフトウェアの技術を組み合わせた革新的なビデオ・デコーディング・アーキテクチャに基づいており、新しい規格が利用可能になるたびに、現地でシステムをアップグレードすることが可能です。デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)向けには、シリアルATAや高速USB2.0などの内蔵インタフェースが特色で、STBやDVDプレーヤに外部デバイスを容易に接続して機能を追加することができます。

* in Stat MPEGレポート"MPEGビデオIC:H.264への変遷"- 2006年7月によります。


STマイクロエレクトロニクスについて
 STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。2005年の売上は88.8億ドルで、純利益は2億6600万ドルでした。さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
 ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
 STグループ(英語): http://www.st.com


◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6018 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟18階
STマイクロエレクトロニクス(株)
Consumer & Communication本部
TV & STB製品部
TEL: 03-5783-8354 FAX: 03-5783-8216

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