エーシーニールセン、世界の「景況感」に関する意識調査結果を発表
世界の景況感:インドの景況感は世界最高
日本人の景況感は引き続き回復基調
こうした中で、日本人は「貯蓄」と「休暇/旅行」に対する消費意欲が高い
世界最大の市場調査会社であるエーシーニールセン(日本本社:港区六本木、代表取締役社長:マンゴ・ギルクリスト)は、2006年5月末から6月初めに世界40カ国の消費者2万1780人に対し、景況感に関する意識調査を実施しました。この調査は6ヶ月ごとにインターネットで、経済・雇用状況などの景況感、消費意欲やお金の使途希望、世事での関心事・懸念材料などの消費者心理を追跡しています。
インドは好景気に後押しされて、景況感は最高
世界の景況感は、半年前の2005年11月とほぼ同じであることがわかりました。景況感指数*の世界平均は前回と同様で98ポイントとなりました。昨年に引き続き、景況感が一番高い国はインドで、インドの景況感指数は、前回よりも1ポイント下がりはしましたが、世界平均を大きく上回る131ポイントを示しました。インドの消費者は前向きに、自国の経済状況を捉えていて、この先の経済状況も上向き傾向が続くと感じています。インドに続いて、スカンジナビア地方のノルウェー(130)とデンマーク(127)が続きます。指数が一番低かったのは韓国の54ポイントで、前回よりも8ポイントもダウンしています。
*エーシーニールセンが開発した「景況感指標」で、今後12 ヶ月の雇用機会や家計の見通しと消費願望に基づき計算
(非常に良い:200ポイント、良い:133.3ポイント、あまり良くない:66.6ポイント、0:悪い)
日本人の景況感は徐々にではあるが回復傾向
世界と比べてしまうと、日本の景況感は依然低調ではあります。しかし、景況感指数は前回の指標76ポイントから3ポイント上昇し、79ポイントと回復傾向がみられました。消費者自身の経済状況についても、25%が前向きな回答をしています。また自身の経済状況を考えた場合、欲しいものや必要なものを買うなら今だと思っている人は、25%でしス。
※参考資料など詳細は添付資料参照