ヤマハ、2段鍵盤のデュアルマニュアルキーボード「D-DECK(ディーデック)」を発売
キーボーディストのための新しい電子鍵盤楽器の提案
■ライブに映えるフォルムと高度な演奏表現を実現
ヤマハ デュアルマニュアルキーボード
『D-DECK』(ディーデック)
-11月1日(水)発売-
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中沢町10-1、社長:伊藤修二)は、電子鍵盤楽器の新製品として、2段鍵盤を持つ新しいタイプのキーボード、ヤマハ デュアルマニュアルキーボード『D-DECK(ディーデック)』を11月1日(水)から発売します。
<価格と発売日>
品名 ヤマハ デュアルマニュアルキーボード D-DECK
品番 DDK-7
税込価格(本体価格) 399,000円(380,000円)
発売日 11月1日(水)
※オプションでスタンド、椅子、ペダル、ペダル鍵盤、スピーカーなどを用意しています
◎初年度販売台数:5,000台
<製品の概要>
当社は子ども向けのポータブルキーボードから、多彩な演奏を楽しめる電子キーボード、プロのアーティストが利用するシンセサイザー、上、下、ペダルの3段鍵盤を使って1人でメロディ、ハーモニー、リズムをリアルタイムに表現できるエレクトーンなど、さまざまな電子鍵盤楽器を開発・販売しており、子どものレッスンや趣味のキーボード演奏者層からプロの演奏家まで、幅広い層から支持を受けています。
このたび発売する『D-DECK』は、電子鍵盤楽器開発で培った技術をもとに、2段の鍵盤を備えた軽量かつスタイリッシュで斬新なフォルムを採用し、さまざまなライブステージ、スタジオ等に手軽に持ち運んで演奏できる、新しいジャンルの鍵盤楽器として製品化したものです。
本体は、上鍵盤4オクターブ、下鍵盤5オクターブからなる音域の広い2段の鍵盤を装備。また、クオリティの高いAWM音源(注)を搭載し、8つのボイスセクション(音色を構成するデータの集まり)を駆使して上鍵盤や下鍵盤にボイスを重ねることなどにより、膨大な音色の組み合わせを生み出すことができ、ダイナミックな演奏表現が可能です。
さらに、スピーディーで直感的な操作ができる6.5インチTFTカラー液晶では音色のセレクトなども可能です。また音色やリズムなどを瞬時に切り替えることができるレジストレーションメモリーを搭載し、プロミュージシャンが監修したレジストレーションをプリセットしています。
以上のように演奏中でもコントロールしやすい多くの機能を有した『D-DECK』は、そのコンパクトなボディともあいまって、何種類ものキーボードを並べられないステージで一層の強みを発揮すると同時に、キーボーディストのライブパフォーマンスをより引き立たせます。
『D-DECK』の名称は、ロンドンの街などを走っている2階建てのバス「ダブル・デッカー」から連想し、2段の鍵盤を持つ「デュアルマニュアルキーボード」という新たなカテゴリー商品にふさわしいネーミングとして採用したものです。
当社では今回の『D-DECK』の製品化によって、アクティブでライブ志向の強いキーボーディストに、新たな選択肢を提供していきたいと考えています。また、同じく多段鍵盤であるエレクトーンの演奏経験者層に対してもアピールできる製品であると自負しています。
なお、発売を記念して、人気ミュージシャンによるプレミアム・ライブを全国8カ所で、試弾会を全国4カ所で開催いたします。スケジュール等の詳細は専用サイト http://www.yamaha.co.jp/d-deck/ にてご案内します。
詳細は以下の通りです。
<主な特長>
* 関連資料 参照
<開発の背景>
90年代以降、キーボーディストの指向性は演奏から音楽制作へと多様化してきており、その間、音楽のトレンドの変化ともあいまって、キーボードが活躍する機会を目にすることが少なくなってきた観もありますが、ここ最近の“バンドブーム復活”の兆しとして、ライブ演奏を指向するバンドキーボーディストの存在もうかがえるようになってきました。
また、キーボードやピアノを含む鍵盤楽器は、音楽教室でのレッスンを含め、どのジャンルよりも経験者が多い楽器です。このため、サイレントシリーズなどの消音楽器や『大人の音楽教室』をはじめ、“音楽回帰層”のニーズをとらえるべくさまざまなシステムを用意していますが、バンド指向の方をはじめ、対応しきれていないニーズは確実に存在しています。
このような中、当社では、より多くのキーボーディストに“演奏すること自体の喜び”を再発見してもらえるような新たなコンセプトの電子鍵盤楽器の必要性を感じ、開発を続けてきました。そして今回、さまざまなアプローチの結果、“二段鍵盤”を備えた『D-DECK』の開発にいたりました。
この新製品を通じて、キーボードのライブ演奏やパフォーマンスに新たな魅力を引き出すことで、バンドの中のキーボーディストが“輝く”チャンスを高め、かつての経験者のカムバックを含めて新たなキーボーディストの登場を促していきたいと考えています。
<注> AWM音源
AWMはAdvanced Wave Memoryの略で、生楽器など実際の音の波形をデジタル信号として録音するサンプリング音源技術をもとにした当社独自の音源方式で、リアルな音色が特長です。
● オプション一覧
* 関連資料 参照
※D-DECK(DDK-7)本体及び一部専用オプション品のキャリングケースも発売予定
<主な仕様>
* 関連資料 参照
*「D-DECK」「ディーデック」「エレクトーン」「STAGEA」は当社の登録商標です
【この件に関する一般の方のお問い合わせ先】
ヤマハ株式会社
国内楽器営業本部
PE営業部 EL企画グループ
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL 03-5488-5443
PA・DMI事業部 EKBマーケティング部
〒430-8650 静岡県浜松市中沢町10-1
TEL 053-460-2191