コクヨ、オフィスの音環境を改善し生産性向上などに役立つ「サウンドマスキング」を発売
~オフィスのセキュリティや仕事の生産性を向上~
音環境を改善する「サウンドマスキング」を発売
コクヨ株式会社(本社;大阪市社長;黒田章裕)は、オフィスにおける音環境を改善し、セキュリティや仕事の生産性の向上に役立つ「サウンドマスキング」を10月18日に発売しました。
オフィスにおいては、会議室での会話漏れや執務スペースでの周囲の会話による集中の阻害など、音環境を原因として、セキュリティや生産性が阻害される場面がしばしば見受けられました。
サウンドマスキングは、空調音に類似した背景音をオフィス内に均一に分散させることにより、会話漏れや騒音が聞こえにくくなる原理(マスキング効果と呼ばれています)を応用した商品です。マスキングサウンドは空調音と同様、それ自体が気になったり、オフィスワークをさまたげることはありません。
これまで日本のオフィスでは、音環境に関してほとんど注意を払われることがなく、遮音を図る場合、堅牢な固定間仕切りを設置するなどの工事を必要としていました。一方、これにはオフィスレイアウトの変更が自由にできない、工事期間が長い、テナント退去時の復旧工事がかさむなどの問題がありました。
今回、当社が発売する「サウンドマスキング」は、サウンドを発生するコントローラーとスピーカーを設置施行するだけなので、導入しやすく、オフィスレイアウトの変更にも容易に対応できる音環境改善システムです。天井裏にスピーカーを設置し、空調音と識別できない45dB程度の特殊なマスキングサウンドを発生させます。人間の耳は一定の大きさの音が聞こえている状況下では、耳の感度が下がって、より小さな音が聞こえなくなるという特性を利用したもので、会議室などの仕切られた空間では隣室の会話を聞き取れなくするとともにオープンスペースにおいても会話音の到達範囲を小さくすることができます。なお、マスキングサウンドの45dBの音圧レベルは、WHO(世界保健機構)が「生涯浴びても聴力障害への影響はないと考えられる音圧レベル」とする70dBの数百分の一のエネルギーとなります。
会議室や応接室といった接客スペースや、役員スペース、コールセンターなどでの使用を想定しており、2006年度、首都圏を中心に1億円の販売をめざします。
○販売開始予定; 2006年10月18日(首都圏から順次)
○導入費用(消費税込); 350万円~(600m2・一般的な天井の場合の例)
○年間売上目標; 1億円(2006年度)
<ユーザー問合わせ先>
コクヨお客様相談室; 0120-201594
コクヨホームページ; http://www.kokuyo.co.jp/