リクルート、来春卒業予定の大学生を対象にした就職志望企業の集計結果を発表
大学生の就職志望企業
(『就職ブランド調査2007』より)
株式会社リクルート(本社:東京都中央区、代表取締役社長 兼 CEO:柏木斉)では、大学生の会社選びの動向を明らかにするため、『就職ブランド調査』を実施しております。このたび、2008年3月卒業予定の大学生を対象にした「大学生の就職志望企業」の集計がまとまりましたので、ご報告いたします。
みずほフィナンシャルグループ、銀行人気で第1位に
銀行人気を受け、みずほフィナンシャルグループが第1位となった。銀行はメガバンクを中心に、おおむね順位を上げている。
例)三菱東京UFJ銀行6位⇒3位、三井住友銀行13位⇒12位、三菱UFJ信託銀行94位⇒34位、りそなホールディングス95位⇒65位、日本銀行107位⇒90位
銀行はバブル崩壊時に採用人数を絞った影響で、特に20代後半~30代の人材不足が深刻。
不良債権問題に代表される金融不安の時代が終わり、新たな金融ビジネスを展開するなど攻めの姿勢に転じるなか、将来的な活躍を見込んだ人材の確保に積極的。昨年に引き続いて大規模な新卒採用を実施している。
そのような背景のもと、採用数増加により「門戸が広がった」と感じた学生からの支持を集めたもよう。
業績好調を受け、電機・電子メーカーが上位にランクイン
業績の好調が目立つ一部電機・電子メーカーへの人気が高まっている。新卒の採用人数を大幅に増やすなど採用活動に力を入れていることや、新商品の発売や新技術の投入などで、メディアでの注目度が上がっていることなども要因と考えられる。
例)日立製作所5位、松下電器産業10位、キヤノン18位、シャープ30位
企業選択では「待遇のよさ」や「雇用の安定」が重視される傾向に
就職活動における企業選択の視点(23項目)については、過去5年間で学生の重視する項目に変化がみられた。
「自分がやりたい仕事ができる」という項目は例年と変わらず1位であるものの、年を追うごとに重視する度合いが弱まりつつある。その一方で、「給与・福利厚生など待遇がよい」「雇用が安定している」という2つの項目を重視する度合いは、年々強まる傾向にある。
※「調査概要」と「大学生の就職志望企業順位表」などは添付資料参照