オリンパスメディカルシステムズ、中国・上海市に内視鏡関連製品の集中修理拠点を設立
オリンパスメディカルシステムズ
中国の内視鏡関連製品の集中修理拠点
「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」を設立
オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌 治人)は、中国市場での内視鏡製品の販売拡大を背景に、修理品の更なる品質向上や修理期間短縮を図るために、上海に内視鏡関連製品の集中修理拠点として「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」を設立し、10月30日から中国全域を対象に消化器ビデオスコープのオーバーホール修理業務を開始します。2007年度中には対象製品を段階的に拡大し、消化器科・呼吸器科・外科分野など全分野の内視鏡関連製品のオーバーホール修理業務を展開する予定です。
「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」は、中国の内視鏡の物流拠点として上海市外高橋保税区内に位置する「奥林巴斯貿易(上海)有限公司」*1内の組織として設立されます。2005年12月から稼動している日本の集中修理拠点「医療サービスオペレーションセンター 白河」の生産ノウハウを活かした修理手法を転用することで、拡大する中国市場の内視鏡修理の需要増に応え、修理品質向上やオーバーホール修理品の預かり期間短縮を目指します。
従来は、内視鏡・顕微鏡の販売、修理サービスを担う「奥林巴斯(北京)銷售服務有限公司」*2の中国全国32拠点の内、4拠点(北京・上海・広州・瀋陽)が内視鏡のオーバーホール修理を行っていましたが、このたび設立した「オリンパス内視鏡修理技術センター上海」に順次移管していきます。一方で、「奥林巴斯(北京)銷售服務有限公司」は、軽修理やフィールドサービスに特化することで顧客接点におけるサービスを強化します。
※1 オリンパス株式会社の100%出資の連結子会社。
※2 中国におけるオリンパス事業統括会社「奥林巴斯(中国)有限公司」100%出資の連結子会社。
【 「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」設立の背景 】
当社は、医療機関にご購入頂いた機器を最大効率で安心してご使用頂くために、1)故障予防保全、2)故障発生時の迅速な修理、3)機器トラブル発生時のダウンタイムの最小化、にグローバルに取り組んでいます。2005年から順次、米国・日本・欧州に集中修理拠点を設け、「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」の設立により、アジアを含め世界4大市場において先進的な工場手法による大規模修理体制を構築したことになります。内視鏡の需要が急速に高まる中国においては、2004年に「奥林巴斯(北京)銷售服務有限公司」を設立し、中国全域をカバーする32拠点を通じて、販売やフィールドサービスで顧客接点を強化してきました。「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」の設立により、内視鏡修理の需要増に応え、修理品質向上と修理期間短縮を図ることでオリンパス製品に対する顧客満足度向上を更に高めていきます。
【 「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」の概要 】
1.名 称:「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」(日本語表記)
「奥林巴斯貿易(上海)有限公司 内視鏡修理技術中心」(中国語表記)
2.所在地:中国上海市外高橋保税区 泰谷路185号第三階E-F部位
3.総面積:約1000m2(「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」部門のみ)
4.従業員数:33名(「オリンパス内視鏡修理技術センター 上海」部門のみ)
※2007年度中に約50名に増員予定です。
5.業務開始:2006年10月30日
6.事業内容:消化器内視鏡(ビデオスコープ)の重修理及び部分修理
※2007年度中に、消化器内視鏡、外科内視鏡全般の重修理及び部分修理を実施する予定です。
※ 本リリースに掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。