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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.28.Thu
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2007'04.16.Mon

ダイセル化学、液晶表示向けフィルム用酢酸セルロース製造設備を増設

大竹工場における液晶表示向けフィルム用酢酸セルロース製造設備の起工式実施の件


 ダイセル化学工業株式会社(本社:大阪府堺市、社長:小川大介)は、本日、当社大竹工場(広島県大竹市)における液晶表示向けフィルム用酢酸セルロース製造設備の起工式を執り行いました。
 液晶ディスプレイ市場の拡大に伴い、その材料である液晶表示向けフィルム用酢酸セルロースの需要も急速に増大しており、将来的にも飛躍的な需要の拡大が見込まれております。これに対応して、当社は、当社姫路製造所網干工場(兵庫県姫路市)における液晶表示向け酢酸セルロース設備計画を策定し、2004年11月に公表いたしました。しかし、液晶ディスプレイ市場は当時の見通しを上回る急拡大を続けており、従来の計画のみでは需要家の供給要請に十分応えることができないと判断し、本年7月、広島県大竹市の当社大竹工場に隣接する工業用地約10万m2の公募に応募、同8月に取得するとともに、新たに同地における設備計画を策定いたしました。本計画の投資額は約400億円を見込んでおり、商業運転開始は2008年4月を予定しております。
 本設備が稼動いたしますと、当社の三酢酸セルロース(※1)(TAC)の製造能力は、現在の約2倍となります。
 当社大竹工場の敷地面積は約24万m2でしたが、2003年と2006年に隣接する工業用地を購入して約2倍の約46万m2といたしました。購入用地には、既に公表しておりますたばこフィルター用アセテート・トウ製造設備および使用済みタイヤを熱資源として再利用する循環流動層ボイラー等も建設中であります。これらと本設備が完成いたしますと、大竹工場は、従来の有機合成事業部門の製品群に加え、セルロース事業部門の主要製品の製造も担当することとなり、姫路製造所網干工場と並んで当社のコア事業の成長を担う最重要拠点のひとつとなります。

(※1) 三酢酸セルロース(TriAcetyl Cellulose)
 酢酸セルロースのうち、主に液晶表示向けフィルムや写真フィルムの原料として使用されているものです。これに対し、主にたばこ用フィルターの原料となっているのが二酢酸セルロースです。
 なお、アセテート繊維には、二酢酸セルロース、三酢酸セルロースともに使用されています。


以上

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