旭硝子、液晶バックライト用ガラス管の生産能力を600トン/月まで増強
液晶バックライト用ガラス管の生産能力を大幅増強
旭硝子株式会社(本社:東京、社長:門松正宏)は、液晶パネルのバックライトに使用されるガラス管の生産能力を大幅に増強することを決定しました。当社100%子会社の旭テクノグラス静岡工場において、総額110億円を投資して製造窯の増設ならびに既存設備のライン増強を行い、生産能力を600トン/月まで増やします。工事は、来春までに完了させる予定です。
当社は2005年からの中期経営計画“JIKKO-2007”において、エレクトロニクス&エネルギー事業を第3の柱として育成することとしており、バックライト用ガラス管については、2004年に事業進出して以来、旭テクノグラス静岡工場で順次専用窯を稼動させるなど、設備増強を実施してきました。当社のバックライト用ガラス管は、砒素、アンチモンといった毒物・劇物を完全に排除した環境に優しい製品であり、お客様のニーズを満たす製品として、昨今の環境への関心の高まりとともに高い評価を受けています。
液晶パネルのバックライト用ガラス管の需要は、世界的な液晶テレビの販売台数の急増と、液晶パネルの大型化により使用されるガラス管本数が増加することに伴い急速に拡大しています。その市場規模は2006年の約13千トンから2008年の約24千トンになる見通しで、当社は2008年のグローバルシェア30%以上を目指し、2007年に供給体制を整えます。
今後も、お客様に対しより高い品質の製品を安定的に供給するとともに、環境面での当社の強みを活かしながら、積極的な設備投資を実施していく予定です。
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※旭テクノグラス社の概要など<ご参考>は添付資料参照