米アドビと日本SGI、企業ユーザー向けにPCと電話による統合会議ソリューションを提供
アドビ システムズ社と日本SGI、IPテレフォニーとWebを統合した会議ソリューションの提供を開始
Adobe Acrobat Connect Professionalを日本SGIの音声ブリッジとNECのSIP対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」と連携し、SIPフォン、ソフトフォンなどさまざまなデバイスからアクセス可能な統合会議ソリューションを実現
Adobe Systems Incorporated(NASDAQ:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ システムズ社)と日本SGI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:和泉 法夫、以下日本SGI)は、企業ユーザ向けに、パソコンと電話による統合会議ソリューションの提供を開始すると発表しました。
今回提供を開始するソリューションは、Adobe(R) Acrobat(R) Connect Professionalが持つプレゼンテーション機能、ホワイトボード機能やチャット機能など、インタラクティブ性の高いオンデマンド機能に、日本SGIの音声ブリッジとNECのSIP対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」を連携し、SIPフォンやソフトフォンなどからの電話による会議参加機能を付加した、統合会議ソリューションです。アドビ システムズ社と日本SGIは、NECのUNIVERGEパートナープログラムに参加し、今回のソリューションの開発を行いました。
NECのSIP対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」、日本SGIの音声ブリッジ、Adobe Acrobat Connect ProfessionalによるWeb会議システムが連携した統合会議ソリューションを導入することにより、「UNIVERGE SV7000」とAdobe Acrobat Connect Professionalのユーザ同士が同じ会議に参加することができるようになります。さらに参加者がVoIP、SIPフォン、音声電話のいずれを使っていても自動呼出しや、特定参加者の音声の消去、回線切断、話者の表示などを行うことが可能になります。
アドビ システムズ社のAdobe Acrobat Connect ProfessionalによるWeb会議システムは、政府、教育、金融、医療や通信関連企業など、機密保持やセキュリティを確保した上で、ファイアウォール内におけるインターネットを介した音声とWebを利用した統合会議ソリューションです。通信サービスや会議サービスのプロバイダは、Adobe Acrobat Connect ProfessionalによるWeb会議システムを利用することで、既存のネットワークサービスのユーザ体験、運用コスト削減による利益率を向上させることができます。Adobe Acrobat Connect ProfessionalのMeeting機能を利用することにより、会議中の音声とデータを同時に記録することが可能です。また、複数電話回線の同時録音にも対応しています。
Adobe Acrobat Connect ProfessionalのWeb会議機能を使用すると、ユーザはどこでも、誰とでもその場で簡単に会議を開き、プレゼンテーションやアプリケーション、そしてビデオやシミュレーションなど、表現豊かなマルチメディアコンテンツを共有できます。Adobe Acrobat Connect Professionalは、Flash(R)プラットフォームの中核に位置し、現在パソコンやモバイル端末を合わせて7億台近くにインストールされているFlash(R) Playerを通じてインタラクティブなWeb会議に参加することができます。Flashは100万人規模の開発者コミュニティを抱え、さまざまなデバイス向けのコンテンツ制作や閲覧に使用されている、広く普及したプラットフォームです。これにより、ユーザは別途ソフトウェアの購入やダウンロード、インストールの必要なく、標準的なWebブラウザを使ってAdobe Acrobat Connect Professionalへアクセスすることができます。
NECのブロードバンドオフィスおよびコラボレーションソリューションを担当するUNIVERGEソリューション推進本部本部長の星 嘉一氏は、「アドビ システムズ社が当社のUNIVERGEパートナープログラムにアプリケーションパートナーとして参加していただき、IPテレフォニーを活用し、生産性と効率を大幅に向上することができる統合されたソリューションを実現できました」と述べています。
日本SGIの開発責任者であるソリューション・インテグレーション事業本部長 滝沢 伸一は、「アドビ システムズ社よりAdobe Acrobat Connect ProfessionalのAPI開示を受け、3社の協業でAdobe Acrobat Connect Professionalを活用したビジネスコラボレーションシステムおよび音声ブリッジを開発しました。『高音質で確実な意思伝達』、『ユーザモビリティの向上』を実現するためにAdobe Acrobat Connect Professionalと連携する統合会議ソリューションをワンストップで提供します」と述べています。
アドビ システムズ 株式会社 代表取締役社長 ギャレット イルグ(Garrett J. Ilg)は、「NEC、日本SGIとの提携により、既にNECと日本SGIの企業内システムを導入している一般企業やサービスプロバイダは、拡張性と柔軟性を備えたAdobe Acrobat Connect Professionalを組み込むことで、これまでにない高度な機能とインタラクティブ性を備えたWeb会議を実現することができます。アドビ システムズにとって両社との連携を強化することは、Adobe Acrobat Connect Professionalをより広範囲な市場に向けて提供できる機会を拡げることにつながります。アドビのお客様はVoIP、会議、コラボレーションがもたらす新サービスの利便性を確実に入手できます」と述べています。
Adobe Acrobat Connect Professionalの詳細については以下のWebサイトをご参照ください。
http://www.adobe.com/jp/products/acrobatconnectpro/
●アドビ システムズ社について
アドビ システムズ社は、時間や場所、利用するメディアや機器を問わず、あらゆるユーザのアイデアや情報との関わり方に変革をもたらしています。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイト http://www.adobe.com/jp に掲載されています。
●日本SGIについて
日本SGIは、ソリューション・インテグレータとして、コンテンツ・ライフサイクル・マネジメントを実現するSiliconLIVE!ソリューションをはじめ、エンタープライズソリューション、HPCソリューションを各分野ニーズに対応して先進のソリューションを提供しています。