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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.28.Thu
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2007'04.17.Tue

富士フイルム、フルデジタル超音波画像診断装置「FAZONE(ファゾーン)M」を発売

富士フイルム 新たに超音波画像診断分野に参入 
ZONE Sonography技術により画期的な高画質と小型化を実現 

FUJIFILM 超音波画像診断装置 FAZONE(ファゾーン)M 新発売 


 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、富士フイルムメディカル株式会社(社長:加藤 久豊)を通じ、最先端の技術であるZONE Sonography技術により、高画質と小型化を両立させたフルデジタル超音波画像診断装置「FAZONE(ファゾーン)M」を12月より発売いたします。

 超音波検査は、検査時の患者さまへの負担が少なく、またリアルタイムに画像を観察できることから、腹部検査、乳腺・甲状腺検査、産婦人科などの幅広い臨床領域で使われています。特に近年、女性の乳がん罹患率が増加しているため、乳腺超音波検査のニーズが高まりつつあります。さらに技術の進歩により装置の小型化が進み、検査室だけでなく病棟でのベッドサイド、ICU、救急、集団検診などの用途に、持ち運んで使うことができるポータブル超音波装置の市場も拡大しています。

 今回発売する超音波画像診断装置「FAZONE M」は、超音波のビームを細く絞ることで高分解能化を図ってきた一般的な超音波画像構築技術とは異なる新発想のZONE Sonography技術により、従来技術が持っていた限界を乗り越え、先進の機能・性能を実現しました。「FAZONE M」は超音波ビームを絞らず広範囲に送信し、大きなゾーンで大量のエコーデータを高速に収集し、画像構築に際して高度な画像処理を行う事によって画期的な高画質を実現しています。

 「FAZONE M」は、高度な画像処理技術により、体内における最適な音速(超音波の伝播速度)を推定し、それに基づいて画像を構築します。この音速補正機能により、臓器や体型の違いに左右されない、高い分解能を安定して得ることに成功しました。この機能により、例えば、受診者の体型の個人差が大きい乳腺超音波検査においても、高画質の画像を安定的に得ることができます。当社がこれまで提供してきたマンモグラフィ検査に最適なデジタルX線画像診断システム「FCR PROFECT CS」と今回あらたに提供するフルデジタル超音波画像診断装置「FAZONE M」の併用により、乳がんの早期発見に貢献したいと考えています。

 「FAZONE M」のもう一つの大きな特長が、一台で、検査室などで使い勝手がよく高画質な据え置き型超音波装置と、2.5kgと超軽量かつ高画質のポータブル超音波装置の二とおりの使い方が可能なコンバーティブル機能です。検査室での使用から病棟のベッドサイド、さらに集団検診における活用など、一台で幅広い用途にご使用いただけます。

 富士フイルムは、医療事業を成長戦略の一つの柱として、事業展開を強力に推進しています。従来のデジタルX線画像診断システムFCR、電子内視鏡システムにフルデジタル超音波画像診断システムを追加し、さらに医用画像情報システム「SYNAPSE」などを組み合わせることにより、各施設の幅広い画像診断ニーズに対応した最適なソリューションを提供してまいります。

 本製品を、平成18年10月28日よりシェーンバッハ砂防・全共連ビル(千代田区)で開催される日本超音波医学会の関東甲信越地方会第18回学術集会付属機器展示会に出展いたします。




1.発売日                 平成18年12月 

2.販売名                 FUJIFILM 超音波画像診断装置 FAZONE M 
                        (薬事認証番号: 218ADBZX00041000) 

3.標準ユーザー渡し価格(税別)   4500万円(基本仕様) 

4.主な特長 
  
(1)ZONE Sonography技術 
 ZONE Sonographyは、画期的な高画質と小型化を実現した、超音波のデータ収集と画像構築に関する先進的な技術です。 
 [1]大きなゾーンで大量のエコーデータを高速収集 
 一般的な超音波装置では、超音波のビームを細く絞ることで高分解能化を図っていました。しかしながら体内の音速は物理的に決まっているため、ビームを細くすればするほどデータの収集に長い時間がかかり、画質向上の制約となっていました。
 ZONE Sonographyでは、幅が広い超音波ビームを送信し、大きなゾーンで大量のエコーデータを高速に収集します。この先進のアプローチにより、データを瞬時に収集できるため、先進的で高度な画像処理を新たに加えることが可能です。 [2]チャネル・ドメイン・プロセシング 
 一般的な超音波装置では、超音波のビームフォーミングと画像構築をカスタムハードウェアで行っていたため、柔軟性に乏しく小型化が困難でした。ZONE Sonographyでは、ビームフォーミングをソフトウェアで実現するとともに、収集した大量のエコーデータをメモリに蓄え、ソフトウェアで高度な画像処理を行うチャネル・ドメイン・プロセシングにより、高画質の超音波画像を構築しています。 
 
(2)音速補正機能 
 一般的な超音波装置では、体内の音速を一定とみなして超音波画像を構築していましたが、実際は診断部位や体型により体内の音速には±5%程度の違いがあるため、画像の分解能を悪化させる原因の一つになっていました。「FAZONE M」は、ZONE Sonography技術に基づく高度な画像処理により、最適な音速を決定し超音波画像を構築します。この機能により、高分解能の画像を安定的に得ることができるようになります。 
  
(3)コンバーティブル機能 
 「FAZONE M」は、ZONE Sonography技術により、画期的な高画質と小型化を両立させることに成功し、検査室などで使い勝手がよく高画質な据え置き型超音波装置と、2.5kgと超軽量かつ高画質のポータブル超音波装置の二とおりの使い方が可能なコンバーティブル機能を実現しました。 
 
5.主な仕様 
  
表示モード      : B-mode, M-mode, Color Doppler, Power Doppler, Pulsed Wave Doppler 
観察モニタ      : スーパーカート部     13インチカラーLCD 
               スキャンエンジン部   5.8インチカラーLCD 
 
起動時間       : 約20秒 
電源          : AC100V 50/60Hz 最大6A 
外形寸法/重量   : スーパーカート部    610(W)×850(D)×1290~1410(H)mm/84kg 
               スキャンエンジン部   250(W)×250(D)×73(H)mm/2.5kg 



本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。 
富士フイルムメディカル株式会社 営業本部  TEL 03-3545-3321 

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