ベネッセ、首都圏での予備校事業進出で「お茶の水ゼミナール」を子会社化
ベネッセが首都圏現役予備校マーケットへ進出
~株式会社お茶の水ゼミナールを子会社化~
株式会社ベネッセコーポレーション(代表取締役社長兼CEO:森本昌義、以下「ベネッセ」)は、首都圏における新しい教育事業の一環として、株式会社お茶の水ゼミナール(本社:東京都千代田区、以下「お茶の水ゼミナール」)の発行済全株式を取得し、教室事業へ進出いたします。首都圏を地盤とし、難関私立大学を中心に高い合格実績を有するお茶の水ゼミナールの予備校運営ノウハウと、ベネッセの持つ教育コンテンツを組み合わせることにより、環境変化や顧客ニーズの多様化が激しい首都圏マーケットでの事業拡大を目指します。
お茶の水ゼミナールは、2006年10月31日をもってベネッセの100%子会社となりました。
1. 株式取得の理由
ベネッセの教育事業は、幼児を対象とした「こどもちゃれんじ」や小学生から高校生を対象とした通信教育講座「進研ゼミ」等をはじめ、高校で実施される大学入試模擬試験「進研模試」、学校外教育および学校や先生方の支援を行っています。
現在、学校制度や入試制度等の教育を取り巻く環境は大きく変化しており、その結果、顧客ニーズが多様化しています。このような環境の下、当社は主力事業である通信教育事業の強化を図っており、東大特講√T、京大特講√K を開講するなど、ハイブランド商品を新たにラインナップに加えました。また、10月1日付で高校教育カンパニー内に「首都圏マーケティング開発室」を新設することにより社内体制も整備しました。
当社は、通信教育事業に加え、教室事業等、顧客のニーズに合わせた多様な商品・サービスを提供することにより、「教育のベネッセ」としてのブランド力の向上を目指しています。
お茶の水ゼミナールは、首都圏を地盤とし「現役高校生のための予備校」として30年の業歴を持つ、業界のパイオニア的存在です。また、難関私立大学を中心に高い合格実績と優秀な講師陣を抱え、受験生と保護者の方々からも支持を得ており、高いブランド力を保有しています。
この度のお茶の水ゼミナールの子会社化は、ベネッセが既に持つ教材開発などのコンテンツやノウハウと、お茶の水ゼミナールが保有する優秀な講師陣や教育コンテンツとを組み合わせることによるシナジー効果を得ることを目的にしています。
なお、代表取締役社長として、ベネッセ執行役員(高校教育カンパニープレジデント)の福本眞也が就任いたしました。
2. 今期の業績に与える影響
本件による当期の連結業績への影響は軽微であり、業績予想の修正はありません。
以上