ニイウス、ローン事業者向けASPサービスを提供開始
ニイウス、ローン事業者向けASPサービスの提供を開始
- 新規ローン事業の開始による収益拡大を支援 -
ニイウス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:森 直樹、以下ニイウス)はこのたび、ローン事業者向けASPサービスの提供を開始したことを発表しました。このサービスは、ローン・ビジネスを始めるために必要な機能を全て兼ね備えたトータル・ローン・システム・サービスであり、ニイウスの保有するデータセンターよりASPサービスで提供します。サービスに含まれる内容は、ローン業務アプリケーション、Webフロントアプリケーション、金融機関で多数の実績を持つ、株式会社ニイウス金融エンジニアリング・グループ(以下NIWS FEG)の与信モデル、高可用システム基盤、および運用サービスになります。
現在、貸金業の貸付上限金利は出資法上限の29.2%ですが、政府が10月に閣議決定した貸金業規正法改正案では、利息制限法上限の20%以下に引き下げられる予定です。また、日銀によるゼロ金利解除の影響を受け、資金調達コストの増加も予想されるなど、ローン業界を取り巻く環境は大きく変化しています。
一方で、全国信用情報連合会による個人信用情報の公開などにより、ローン業界への参入障壁が低くなり、他業種からの進出が相次いでいます。また、インターネットを窓口としたローンの契約形態も急増しており、新たなチャネルとして注目されています。
・ニイウスのローンASPサービス
ニイウスのローンASPサービスは、「多目的無担保ローン」を対象とし、インターネットおよびモバイルからのローン申し込み、即時審査、入金までをカバーするトータルなローン・ビジネスを実現します。特に審査に関しては、これまで金融機関で多数の実績を持つNIWS FEGのスコアリングモデルが搭載可能であり、顧客属性による独自与信モデルを構築できます。さらにモニタリング機能も充実しており、モデルの評価・分析結果のレポート出力が可能です。このようにニイウスのローンASPサービスを利用することにより、ローン事業を本業としない企業にとっても、容易にシステムの構築が可能になり、短期間(最短3ヶ月*1)かつ低コスト*2で、ローン事業の新規立ち上げから販売まで行なうことができます。
また、サービスを提供するニイウス名護データセンターは、沖縄県に配置されているため、地震などの地学的リスクを回避でき、さらに、通信回線、電源供給の二重化、免震設備など、FISC基準(金融業界向け情報セキュリティ基準)に準拠しているので、高可用かつハイセキュリティなシステム基盤を実現します。
さらなるローン・サービスへの展開として、お客さまに合わせたカスタマイズにより、「多目的証券担保ローン」や「事業性ローン」への対応も可能です。
・多目的証券担保ローン・サービス
「多目的証券担保ローン・サービス」とは、お客さま指定の証券会社が管理する株券や債権などの有価証券を担保に、個人に融資するためのサービスです。
*3ニイウスは、NIWS FEGのスコアリングや、日次での担保残高レポート等を出力可能なモニタリングサービス、さらに、担保価値が貸付額を下回った場合に、第三者出金・第三者出庫をし、返済に割り当てる機能などのローン・サービスを提供します。
・事業性ローン・サービス
「事業性ローン・サービス」とは、個人事業主に対し、事業にかかる運転資金や設備資金などを融資するためのサービスです。ニイウスが提供するNIWS FEGの与信モデルは、個人事業主自身と事業自体のそれぞれを考慮した独自与信モデルの構築が可能であり、事業性ローンについても有効です。
*1 弊社ASP想定要件の場合。
*2 基本料金:2億5000万円にカスタマイズ費用が付加されます。
月額運用料金:500万円から運用規模、条件により変わります。
*3 多目的証券担保ローンでは、担保となる証券の時価に対し、一定比率を乗じた額を担保価値とし、同額となる金額を貸し付けます。また、信用取引で株式を購入する際の融資とは異なり、貸付金の使途は原則自由です。
以 上
■ニイウス株式会社について
ニイウス株式会社は、ニイウスグループにおける金融機関向けビジネスを担うニイウス コー100%出資会社です。金融機関を中心としたハードウェア、ソフトウェアの販売およびSEサービスの提供、データセンターや先端技術を活用した業務アプリケーション・サービスの提供を行なっています。詳しくは、http://www.niws.co.jp/をご覧ください。
■ニイウスグループについて
ニイウスグループは、主に金融および医療機関向けにビジネス・サーバ・システムによる情報システム構築を行なうソリューション・プロバイダーです。1992年7月の設立以来、高度なSE技術力と積極的な事業展開により、高い成長を遂げてきました。近年は、新たに医療ビジネス分野への参入やデータセンター運用体制の強化に取組んでいます。持株会社「ニイウス コー株式会社」は、グループ全体の意思決定機関として、経営のスピードと透明性の向上を図り、株主重視の経営体制を確立します。傘下の事業会社には、金融機関向けビジネスを展開する「ニイウス株式会社」、金融コンサルティング・ビジネスを展開する「株式会社ニイウス金融エンジニアリング・グループ」、医療情報システム・ビジネスを展開する「ニイウスメディカルシステム株式会社」、金融および医療ビジネスの開発全般を担う「ニイウスSE株式会社」、データセンター事業ならびにJAVA開発センター事業を手がける「株式会社ビックニイウス」があります。詳細についてはhttp://www.niwsco.co.jp/をご覧ください。