マイクロソフト、Webブラウザの最新版「Internet Explorer 7」の日本語版を提供開始
Windows(R) Internet Explorer(R) 7 for Windows(R) XP日本語版を提供開始
~セキュリティ機能と使いやすさを向上し、安全なインターネット利用環境を実現~
マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、Webブラウザの最新版であるWindows(R) Internet Explorer(R) 7 for Windows(R) XP(以下Internet Explorer 7)の日本語版の提供を本日より開始しました。マイクロソフトサイト(http://www.microsoft.com/japan/windows/ie)からInternet Explorer7を入手することで、Webサイト閲覧時のセキュリティレベルを大幅に高め、日常的な作業をさらに簡素化することが可能です。なお、次期WindowsオペレーティングシステムであるWindows Vista(TM)では、Internet Explorer7が標準搭載される予定です。
■セキュリティの向上
インターネット環境におけるセキュリティの脅威が高まっている状況を背景に、マイクロソフトは、悪意のあるソフトウェア、フィッシングからユーザーを守るための機能や、詐欺Webサイトによる個人データの盗用を防ぐための機能などをInternet Explorer7に実装しています。
実装されている機能の一部は以下のとおりです。
●フィッシングフィルタ:悪質なWebサイトに対する強力な保護機能により、偽装URLへのアクセスを防ぎます。このフィッシングフィルタは、Webサイトを事前に分析することで、疑わしいサイトをユーザーに知らせるほか、悪質であることが確認されたサイトへのアクセスをブロックすることができます。
●セキュリティステータスバー:閲覧しているWebサイトのセキュリティとプライバシー設定について、アドレスバーの横に情報をわかりやすく表示します。
●ActiveXオプトイン:プレインストールされたActiveXコントロールの大半を無効にして、潜在的に脆弱なコントロールが攻撃にさらされることを防ぐ、マルウェア保護機能です。ユーザーは情報バーやアドオンマネージャを利用して、必要に応じて簡単にActiveXコントロールを有効化または無効化することができます。
●閲覧履歴の削除:キャッシュされたページを瞬時に消去し、すべてのパスワード、フォームデータ、Cookieを抹消し、これまでの閲覧履歴をワンクリックで削除できます。
■使いやすさの向上
Internet Explorer7は、シンプルなユーザーインターフェイスと機能強化により、検索、複数サイトの閲覧や印刷といった日常的な作業の簡素化と迅速化を可能にしました。
実装されている機能の一部は以下のとおりです。
●インスタントサーチボックス:お気に入りの検索プロバイダを設定することが可能です。ドロップダウンリストから簡単にプロバイダを選択したり、追加したりできます。マイクロソフトでは、簡単に検索プロバイダを追加できる「Windows Search Guide」Webサイトを用意しており、この「Windows Search Guide」へは「追加プロバイダの検索」メニューからアクセスできます。「Windows Search Guide」には、日本における主要な15の検索サイトにご協力いただき、検索プロバイダとして掲載しています(添付資料1参照)。
●タブブラウジング:複数のサイトを1つのブラウザウィンドウで表示できます。ブラウザフレームの上部にあるタブを使用して、簡単にサイト間の表示を切り替えることができます。
●クイックタブ:開いている全てのタブのサムネイル(縮小画像)が1つのウィンドウ内に表示されるため、簡単にタブを選択してナビゲーションできます。
●高度な印刷機能:印刷されるWebページのサイズを自動的に調整して、印刷用紙のサイズに適切に調節することができます。Internet Explorer7では、複数ページを実際のマージン付きで表示する印刷プレビュー、文書がカットされるのを防ぐテキストのサイズ変更、選択したテキストのみを印刷するオプションも提供されます。
●RSSフィード:RSSフィードを直接ブラウザ上で閲覧可能です。ツールバーのアイコンを点灯させることにより、自動的にサイト上のRSSフィードを検出します。アイコンを1回クリックすると、サイトのRSSフィードをプレビューし、必要に応じてフィードに登録することができるので、コンテンツが更新されると自動で通知を受け取ることが可能です。
■互換性と管理性の改善
Internet Explorer7では、ユーザー向けの機能強化だけでなく、開発者やIT管理者を考慮した設計が行われています。例えば、最も重要度が高いと思われるWebサイト開発標準の一部を厳格に順守するなど、既存Webサイトとの互換性を維持するための努力がなされています。また、Active Directory(R) Group Policyのサポート強化を図るなど、企業システム向けの管理性を改善しています。これによりIT管理者は、ネットワークに接続されたデスクトップ上へのブラウザの展開や集中管理を容易に行うことが可能です。
■サポートについて
本日提供開始したInternet Explorer7 for Windows XP日本語版は、Windows XP Service Pack 2、Windows XP x64 EditionならびにWindows Server(R) 2003 Service Pack1上で動作します。
Internet Explorer7 for Windows XP日本語版のサポート情報については、マイクロソフトサポートオンライン(http://support.microsoft.com/)をご覧下さい。
【 提供方法 】
本日より、マイクロソフトサイト(http://www.microsoft.com/japan/windows/ie)にてダウンロード提供を開始しています。また、Internet Explorer7日本語版は、2007年4月を目途に、優先度の高い更新としてWindows Update、Microsoft Updateにて公開され、同様に自動更新機能(Automatic Updates)経由での配布も開始される予定です。自動更新機能の通知をお受け取りになった時点で、Internet Explorer7のインストールを実行するようお勧めします。
*添付資料あり。
◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
*Microsoft、Windows、Internet ExplorerおよびWindows Vistaは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。