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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.27.Wed
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2007'04.19.Thu

東京ガス、業務用厨房向け「業務用換気警報器」の無償貸し出しサービスを開始

飲食店等のCO中毒事故撲滅の切り札として
換気忘れをお知らせする『業務用換気警報器』を業務用厨房に貸し出しします


 東京ガス株式会社(本社:東京都港区、社長:鳥原 光憲、以下「東京ガス」)は、矢崎総業株式会社(本社:東京都港区、社長:矢崎 信二)およびフィガロ技研株式会社(本社:大阪府箕面市、社長:中原 毅)と共同で業務用厨房向けの「業務用換気警報器」を開発しました。
 業務用換気警報器は、ガス機器の不完全燃焼等により発生した一酸化炭素(CO)が人体に重大な影響を及ぼす前に、空気が汚れていることをお知らせし、換気の実施を促すものです。換気をしなければCOが人体に悪影響を及ぼす可能性が高いと判断される場合のみ警報を発します。不完全燃焼警報センサーには新開発の電気化学式センサーを採用し、低濃度から高濃度まで高精度なCO検知が可能です。さらに、人体中の一酸化炭素ヘモグロビン(COHb)濃度を逐次推定演算することにより、CO濃度の変動に応じた適切なタイミングでの警報を可能としています。
 東京ガスは、本年4月より業務用換気警報器のフィールドテストを行っており、良好なテスト結果を踏まえ、11月より業務用厨房で業務用ガス機器を使用されるお客さま(約17万件)の安全を守るために、業務用換気警報器を無償で貸し出しすることとしました。ガス設備安全点検の際に、ガスのご使用状況や該当機器の有無を確認した上で本製品を設置し、3年かけて普及させ、飲食店等におけるCO中毒事故の防止を目指します。

< 主な特長 >

(1) 業務用厨房に適したセンサーです。
 本製品の電気化学式センサーは、経年や湿度の影響による感度変化が極めて少なく、CO以外のガスに反応しないため、業務用厨房への設置に適したセンサーです。

(2) 高度な警報判定で安全を確保します。
 人体へのCOの影響はCOHb濃度と相関関係があります。本製品はCO濃度がどのように変化してもCOHb濃度を推定演算できるため、重大事故に至る前に必ず警報します。

(3) 電池式で電源配線が不要です。
 電池式のため、設置が容易です。省電力化により3年間電池交換の必要がありません。

(4) すっきりと落ち着いたデザインで厨房に溶け込みます。
 すっきりとした形とライトグレーを基調とした落ち着いた配色により、厨房に溶け込みやすくなっています。

(5) わかりやすい音声で換気忘れをお知らせします。
 ピッポッピッポッという電子音に加えて、「空気が汚れています。換気扇が回っていることを確認してください。東京ガスに連絡してください。」という音声で換気忘れをお知らせします。

(6) 故障や電池切れをお知らせします。
 万が一の回路の断線や電池の消耗をランプでお知らせします。

< 開発の経緯 >
 業務用ガス機器が設置された飲食店などには、従来から不完全燃焼警報器をお勧めしてきました。しかしながら、業務用ガス機器は人体に悪影響を及ぼさない程度の一過性のCOを点火時に発生することがあります。このようなときでも従来の不完全燃焼警報器は警報を発してしまうことがあるため、お客さまによる警報器本体の取り外しや電源プラグの抜き取りなどにより使用されなくなるケースがありました。
 本製品は人体に危険が及ぶおそれのある場合のみ警報するという高精度の警報判定を可能とし、飲食店などで継続してお使いいただくことを目的として開発を進めてまいりました。


以上

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