JCBとビットワレット、非接触ICカード決済で読み取り端末を共通化
~ JCBとビットワレット 非接触IC決済インフラ普及へ協力 ~
「QUICPay(TM)(クイックペイ)」と「Edy(エディ)」の共用リーダライタを開発
株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:信原 啓也、以下「JCB」)とビットワレット株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:川合成幸、以下「ビットワレット」)は、両社がそれぞれ展開する非接触IC決済の普及拡大において提携いたしました。
今後、両社は、JCBが推進するポストペイ(後払い)方式の汎用非接触IC決済サービス「QUICPay(クイックペイ)」とビットワレットが展開するプリペイド型電子マネー「Edy(エディ)」(※)の共用リーダライタ(非接触IC読み取り装置)を開発し、2006年12月より順次協力して加盟店への導入を進めてまいります。
本年に入り、日本全国の流通企業(特にスーパーやドラッグストアといった小口決済分野)において、集客効果やレジ決済時間の短縮(スピード)化を目的に、急速に非接触IC決済システム導入の機運が高まっております。両社はそれぞれ、全国各地で営業活動を行う中で、流通企業からのニーズとして、お客様の利便性を向上させるためにポストペイ型非接触クレジットと、プリペイド型電子マネーの両方の導入を求められるケースも増えてきました。
しかしながら、それぞれの専用端末を設置する必要があるうえ、加盟店のレジスペースに限りもあり、複数台の端末設置が困難であることから、端末の共用化に対する要望を頂いておりました。
今回、新たに開発する共用リーダライタは、株式会社日本カードネットワーク(本社:東京都港区、代表取締役社長:兼子忠彦)が提供する「JET-STANDARD」(※)端末(CCT端末)に接続するものと、加盟店のPOSレジに直接接続できるものの2方式です。
これらの決済端末をご導入いただくことで、既存のクレジットカードに加え、「QUICPay」および「Edy」を、今回開発した共用リーダライタにタッチするだけでスピード決済(約0.7秒)が可能となりレジでの処理時間の大幅な短縮が可能となります。
今後も両社は、お客様のさらなる利便性向上を目指し、非接触IC決済サービスが生活のあらゆるシーンで利用可能となるよう、さまざまな取り組みやサービスの拡充に努めてまいります。
※「Edy(エディ)」は、ビットワレット株式会社が管理するプリペイド型電子マネーサービスのブランドです。
※「おサイフケータイ」は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。
※「JET-STANDARD」は株式会社日本カードネットワークの登録商標です。
【 補足 】
「QUICPay」は、モバイル決済推進協議会( http://www.moppa.gr.jp )が推奨する簡単・便利な非接触IC決済サービスで、ご利用前に現金によるチャージ(入金)を行う必要がないポストペイ(後払いクレジット)方式の非接触IC決済サービスです。専用の「QUICPayカード」のほか、NTTドコモ、au、SoftBankの携帯大手3キャリアが発売するすべての「おサイフケータイ」(※)に対応しております。なお、QUICPayのご利用分はお客様が登録したクレジットカードでのお支払いとなります。
「Edy」は、ビットワレットが推進する、専用端末にタッチするだけでお支払いができる簡単・便利なプリペイド型電子マネーです。プリペイド型であるため、お子様からご高齢の方までどなたにでもご利用いただけます。500種類を超えるEdy機能搭載カードのほか、NTTドコモ、au、SoftBankの携帯大手3キャリアが発売するすべての「おサイフケータイ」にも対応しております。
「JET-STANDARD端末」は、株式会社日本カードネットワークが開発、販売、運用するカード決済端末機です。クレジット、デビット、ICクレジットに加え、非接触決済スキームに対しても拡張性を備えた端末です。