日産ディーゼル、「コンドル」シリーズを新長期排出ガス規制に適合させて発売
日産ディーゼル
「コンドル」シリーズ(積載量4~11トンクラス)を新長期排出ガス規制に適合させて発売
~「低排出ガス重量車」の認定を取得~
日産ディーゼル工業(株)(社長 仲村 巖)は、「コンドル」シリーズ(積載量4~11トンクラス)を新長期排出ガス規制に適合させて、11月7日(火)より全国一斉に発売した。
今回発売した「コンドル」は、コモンレールシステムの改良、スーパーPMクリーナーの搭載や高効率EGRの改良、EGRクーラーの大型化により、新長期排出ガス規制に適合した。また、「低排出ガス重量車」(新長期排出ガス規制値NOx、PM10%低減レベル)の認定を国土交通省より取得した。
1.主な特徴
(1)新長期排出ガス規制適合の排出ガス低減技術
1) PM低減技術
・コモンレールシステムの改良
高圧(最大1,600気圧)での燃料噴射を可能としたコモンレールシステムにより、エンジンの燃焼室内に噴射する燃料の微粒化を実現し、燃焼効率を向上させ、PMの発生量を低減した。
・スーパーPMクリーナーの搭載
PMを削減するスーパーPMクリーナーを搭載し、エンジンから排出されるPMの95%以上の捕集率を実現した。また、エンジンとスーパーPMクリーナーの制御技術を向上させ、捕集したPMの燃焼処理性能を向上させた。
2) NOx低減技術
・高効率EGRの改良
エンジンの燃焼室内へのEGR(排出ガス再循環)量を増加させるとともに、無段階最適制御により効率的にEGR量をコントロールし、燃焼温度を効果的に低下させ、NOxの低減を図った。
・EGRクーラーの大型化
エンジンの燃焼室内へのEGR量の増加にともない、EGRクーラーを大型化し、排出ガスの冷却能力を向上させることで、より効率的にNOxを低減させた。
(2)「パーフェクトコンドル」※のアルミウイングの荷台内法幅拡大
・「パーフェクトコンドル」のアルミウイング仕様車の荷台内法幅を標準幅車でクラス最大となる、2,245mm(従来比+5mm)とした。これにより、余裕をもったT11パレット(1.1m×1.1m)の2列積みが可能となる。
※シャシーとボディ架装を一体化した中型クラスの日産ディーゼル完成車。お客様の使い勝手にあわせた豊富な商品ラインナップを用意し、当社がボディ架装も含めて品質・納期・サービス等に責任を持ってお客様にご提供する。
(3)各種低公害車指定制度に適合
・下記の指定制度に適合している。
1) 八都県市低公害車指定制度「優低公害車」適合
2) 京阪神7府県市指定低排出ガス車制度「LEV-7」適合
2.発売価格
* 関連資料 参照
3.国内販売目標
新長期排出ガス規制対応の「コンドル」シリーズ ・ ・ ・ 7,000台/年
以 上