東レ、長期経営ビジョン実現のための中期経営課題「IT-2010」を策定
中期経営課題“プロジェクト Innovation TORAY 2010”の推進について
-改革と創造により新たな飛躍へ挑戦-
東レ株式会社は、21世紀の東レグループが更なる飛躍と発展を遂げるための経営活動の統一指針として本年4月に策定した長期経営ビジョン“AP-Innovation TORAY 21(AP:Action Program)”の確実な実現に向けて、中期経営課題“プロジェクト Innovation TORAY 2010”(略称IT-2010)を本年10月からスタートいたしました。
IT-2010は、「事業構造」、「技術」、「競争力」、「意識」、「CSR」という「5つのInnovation」の展開を主要課題として設定すると共に、「8つのプロジェクト」などを通じて、経営の方向をInnovation(革新と創造の経営)へ大きく転換することを目指しています。
また、基本戦略として、基盤事業の事業構造の改革や先端材料の強化などにより安定的に収益を拡大すること、資本効率の高い事業分野に設備投資や研究開発の経営資源を重点投入し、戦略的拡大事業の収益を積極的に拡大すること、さらに次期収益牽引事業を戦略的に育成していくこととしました。
IT-2010では、NT改革の成果を踏まえ、企業活動の全ての領域で、“Innovation(革新と創造)”を展開し、強靱な企業体質に転換しながら高収益でダイナミックに進化・成長する“新しい東レ”を築いていきます。業績指標としては、2008年度に売上高16,000億円以上、営業利益1,200億円以上を中間目標とし、2010年近傍に売上高18,000億円、営業利益1,500億円、ROA8%、ROE11%を最終目標とします。
東レグループは、“Innovation by Chemistry”をコーポレート・スローガンとして、Chemistry(化学)を核に技術革新を追求し、「先端材料で世界のトップ企業」を目指します。また、技術革新のみならず企業活動の全ての領域において、“Innovation(革新と創造)”に挑戦し、新しい価値を創造していきます。
「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」という企業理念に基づき、東レグループは、社会の発展と環境の保全・調和に向けて積極的な役割を果たすとともに、ダイナミックな進化と持続的な発展を遂げ、全てのステークホルダーにとって高い存在価値のある企業グループであり続けます。
* 以下、詳細は関連資料を参照して下さい。