横河電機、ロシアの石油化学グループ「JSC」と戦略的パートナーシップ協定を締結
ロシアのJSC《Sibur(シブール) Holding》と「戦略的パートナーシップ協定」締結
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、このほどロシアの石油化学・化学関係最大のグループSibur(シブール)の持ち株会社JSC《Sibur Holding》と、「戦略的パートナーシップ協定」を締結しましたので、お知らせします。
この協定により、今後Siburグループ24工場で導入される制御システムとして、当社の「CENTUM CS 3000」やフィールド機器が優先的に採用されることになります。
同社と戦略的パートナーシップ契約を結ぶメーカは、計装分野では当社だけです。
横河電機は、1993年にモスクワに駐在員事務所を開設、ロシア市場への足がかりを作りました。1997年にはYokogawa Electric Ltd. を設立し本格的なビジネス展開を開始、昨年社名をYokogawa Electric CIS Ltd. に変更し、ロシア以外のCIS諸国への事業展開も積極的に進めてきました。ペルミ、トボリスクなどロシア国内やカザフスタンに駐在員事務所を置き、顧客サポートのためのテクニカルセンターを2ヵ所に開設するなど体制の強化に努めており、今後さらに拡大する予定です。
西シベリアで最大の企業であるSiburグループのLLC Tobolsk-Neftekhim は、20年前に当社がロシアで初めて獲得した顧客であり、Siburグループの設立以降も、横河電機の技術力、顧客の視点でソリューションを提案する姿勢、顧客に密着したサポート体制などが高く評価され、信頼関係を深めてきました。そしてこのたび、この信頼関係を長期的にさらに強固なものとするため戦略的なパートナーシップ契約を締結することにしたものです。
横河電機は、顧客の視点に立ち、最新の技術で最適のソリューションを提供することで顧客との信頼関係を深め、“2010年 IA(インダストリアル オートメーション)グローバルナンバー1”を着実に達成していきます。
*Sibur Holdingについて:
ロシアの30社以上の石油化学・化学企業を統括する持ち株会社で、ガス精製からタイヤ生産まで幅広く手がけています。Sibur Holdingの本社はSt-Petersburg、社長はAlexander Dyukov。ロシア国営ガスプロムが、Sibur Holdingの株式を100%保有しています。
以 上