リニアテクノロジー、シングルポートPower Over Ethernetコントローラを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC4263」を販売開始
PSE設計を簡素化するシングルポートPower Over Ethernetコントローラ
2006年11月13日 - リニアテクノロジーは、IEEE 802.3af Power Over Ethernet(PoE)準拠システム向けのMOSFET搭載、自動制御、シングルチャネルPower Sourcing Equipment(PSE)コントローラ「LTC4263」の販売を開始しました。
LTC4263はコマーシャル温度とインダストリアル温度の全範囲で規定され、14ピン4mm×3mm DFNおよびSO-14パッケージで供給されます。1,000個時の参考単価は362円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC4263は、数個の外付け部品を使用するだけで、接続されているPowered Device(PD)を検出、分類し、絶縁48V電源を供給する完全なシングルポートPSEソリューションです。規格に準拠したACまたはDCのPD切断検出方法を備え、高度な制御アルゴリズムを搭載するLTC4263は、プロセッサの介入なしで必要なすべての作業を自動制御で実行します。
LTC4263は内部センス抵抗を使用して、高精度突入制御、電流制限制御、短絡制御を行い、IEEE 803.3af準拠をさらに確実なものにします。ポート電流制限は、検出されたPDのクラスに自動的に適合するように設定できます。
優れた検出および電力モニタ技術により、従来のデータのみのデバイスに損傷を与えるのを防ぎ、新しいイーサネット給電デバイスへの電力供給も行います。また、LTC4263は一つの電源から複数のポートにわたるパワーマネージメントを簡単に実現可能です。
LTC4263は豊富な機能を搭載しているので、PSEの実装を大幅に簡素化し、わずか1個の48V電源と少数の受動サポート部品しか必要としません。
このため、このデバイスは、ポート数の少ないPSEやスタンドアロンPSEなどのIEEE 802.3af準拠エンドポイント/ミッドスパン・システムにも最適です。
LTC4263の特長
・IEEE 802.3af準拠
・単一48V電源で動作
・マイクロコントローラなしの完全自動制御動作
・シンプルなRCネットワークを使用して複数のポートでパワーマネージメントを実施
・内部センス抵抗による高精度の突入制御
・Powered Device(PD)の検出と分類
・ACおよびDC切断の検出
・14ピン4mm×3mm DFN および14ピンSOパッケージ
フォトキャプション:シングルポートPSEコントローラ 2006 Linear Technology
以上
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