日本通運、台湾での総合物流機能強化で現地企業から海運代理店事業を買収
日通 台湾における海運代理店の事業を買収、総合物流機能を強化
日本通運株式会社(社長:川合 正矩)の台湾における現地法人である「臺灣日通國際物流股●有限公司」(設立1988/03、以下「台湾日通」、英文名称:Nippon Express (Taiwan)Co.,Ltd.、本社:台北市、社長:岡本正一)は、台湾の海運業務代理店である「立欧股●有限公司」(以下「立欧社」、英文名称:Southbound Freight Inc.、本社:台北市)より、2007年1月1日付けで、同社の海運代理店事業を譲り受ける契約をこのほど締結いたしました。同時に同社の関連会社である「聯海通運股●有限公司」(英文名称:Beacon International Express Corp.)の全株式を同日(2007年1月1日)で取得致します。
現在、「台湾日通」においては「航空フォワーディング」「倉庫」「引越」を主として取り扱っており、台湾全土における「海運貨物フォワーディング」業務については、「立欧社」が日通グループ代理店として海運事業を担っております。
「立欧社」の海運事業を買収することにより、「台湾日通」の売上高は現行の約40%アップ、年間総売上では100億円を超える見込みとなり、店舗数も現行の9店舗に台北本社含む4拠点(基隆、楊梅、台中)が加わり、経営規模の大幅な拡大が図られることになります。
昨今、各メーカーの生産拠点が大陸シフトに進む中、台湾・中国・その他諸国における製造の分業化が図られつつあり、従来までの対日本発着貨物の取扱を中心としてきた物流の構図から、「台湾-中国間」の物流の取り込みを機軸とした「台-アジア・米・欧間」物流へと移行してきております。
今後、益々この傾向が強くなる状況において、「台湾日通」は「海運」「航空」「倉庫」を一本化することで、様々な顧客ニーズに応じたオーダーメイドな輸送モードを提供してまいります。
<会社概要>
【立欧股●有限公司】(Southbound Freight Inc.)
本 社:台北市(設立1980/10)
代表者:邱振福
買収形態:海運代理店事業を営業譲渡で買収
資本金:NTD40百万(約140百万円)
売上高:NTD749百万(約2,622百万円)
経常利益:NTD30百万(約105百万円)
従業員数:60名
主要業務:海運FWD、倉庫、通関(数値は05/12)
【聯海通運股●有限公司】(英文名称:Beacon International Express Corp.)
本 社:台北市(設立1991/07)
代表者:邱振福
買収形態:全株式を買収
資本金:NTD10百万(約35百万円)
売上高:NTD126百万(約441百万円)
経常利益:NTD4百万(約14百万円)
従業員数:7名
主要業務:航空・海運FWD、倉庫、通関 (数値は05/12)
※●印の文字は人偏に分の字です
以 上