ミック経済研究所、「エンベデッドシステム・ソリューション市場の現状と展望2006年度版」を発刊
2006年度のエンベデッドシステム・ソリューション市場の市場規模は、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを合わせて1兆370億円。
これは、2005年度に比して11.5%の伸びであり、今後2010年までに平均13.4%で伸張し、2010年の市場規模は、1兆7450億円。
今、注目を浴びるエンベデッド・マーケットの実態を捉えたマーケティング資料
「エンベデッドシステム・ソリューション市場の現状と展望2006年度版」発刊
情報・通信分野専門の市場調査機関である株式会社ミック経済研究所(本社:東京港区、社長:有賀 章)は、エンベデッドシステム・マーケットの市場実態を捉えたマーケティング資料「エンベデッドシステム・ソリューション市場の現状と展望2006年度版」を、2006年11月10日に発刊した、と発表しました。
これは、2005年度版のアップデイト版になります。
本調査は、昨年度同様、エンベデッドシステム関連ベンダー102社を対象として、面接取材を中心に、アンケート、電話調査を併用しながら調査を実施、主要ベンダー46社の個別実態と残り56社の全体合計を積み上げ、エンベデッドシステム・ソリューション市場全体を推定した資料となっています。
調査結果の概要は、以下のとおりです。
<エンベデッドシステム・ソリューション市場規模>
2006年度の組込みシステムソリューションの全体の市場規模は、1兆370億円である。(前年度比111.5%)
市場を構成するハードウェア関連、ソフトウェア部品関連、サービス関連それぞれの市場規模の構成比、売上高は、ハードウェア関連が17.6%の182,700百万円(前年度比112.0%)、ソフトウェア部品関連が12.3%の127,600百万円(前年度比119.1%%)、システム開発の受託を中心とするサービス関連が70.1%の726,700百万円(前年度比110.2%)である。
また、全体市場規模は、2010年まで平均13.4%で伸張し、2010年の時点における全体市場規模は1,745,200百万円で、ハードウェア関連が277,300百万円、ソフトウェア部品関連が270,500百万円、サービス関連が1,197,400百万円にまで拡大すると推定される。
推定の根拠は以下の通りである。
(1) 全体の70.1%を占めるサービス関連の売上の伸びは、携帯電話、情報家電、自動車関連、その他通信機器等の高い開発需要の伸びに支えられ、2010年までに年平均12.7%で伸張する。
(2) ソフトウェア部品関連については、今後、一からソフトを開発するよりも部品の組み合わせによるソフト開発が増加する方向であり、2010年までに年平均21.0%で最も伸張する。
(3) ハードウェア関連については、組込み用LSIの開発など、今後も安定的な成長が見込まれ、2010年までに年平均11.2%で伸張する。
<経済産業省「組込みソフトウェア産業実態調査」との違い>
弊社の市場推定方式は、経済産業省の演繹的なトップダウン方式に対して、主要ベンダーへのヒアリングを中心としたボトムアップ方式により行っている。
また、市場定義においては、経済産業省には、セットメーカーの内製部分や2次・3次請負部分が含まれており、その分、市場規模が大きく膨らんでいる。
一方、弊社は、ハードウェア(プロセッサー)を除いたセットメーカーへの提供部分(組込みベンダーの市場範囲)のみを対象としている。
なお、同資料の体裁はA4版327頁のファイル製本で、価格は199,500円(消費税含む)です。(CD-ROM版399,000円もご用意しております)