日本TI、プロフェッショナル・オーディオ向けにコンボ・サンプルレート・コンバータを発表
日本TI、プロフェッショナル・オーディオ向けに、業界最高の性能を提供するコンボ・サンプルレート・コンバータを発表
デジタル・オーディオ・インターフェイスのレシーバ/トランスミッタもオンチップに集積
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、バー・ブラウン プロ・オーディオ製品ラインアップから、業界で最高の性能を提供するコンボ SRC(サンプルレート・コンバータ)、『SRC4392』ファミリを発表しました。この製品は2チャネルの非同期SRCのほかにDIR(デジタル・オーディオ・インターフェイス・レシーバ)ならびにDIT(同トランスミッタ)をオンチップに集積しています。『SRC4392』のSRCは144dB(デシベル)のダイナミック・レンジ、-140dBのTHD+N(全高調波+ノイズ)、最高216kHz(キロヘルツ)のサンプルレートに対応しており、デジタル・ミキシング・コンソール、デジタル・オーディオ向けワークステーションおよび放送用スタジオ機器をはじめとする、さまざまなプロフェッショナル用および放送用オーディオ・アプリケーションに最適です。
また、コンテンツによってサンプリング周波数が変化する、デジタル・テレビやIPセット・トップ・ボックスにも最適です。本件に関する詳細は http://www.tij.co.jp/src4392 (日本語)から参照できます。
TIのバー・ブラウン プロ・オーディオ製品担当のマーケティング・マネージャであるマイク・セントリノ(Mike Centrino)は次のように述べています。「『SRC4392』は、高い性能と集積度を提供します。この製品のようにワンチップで192kHzを超えるサンプルレートならびに144dBのダイナミック・レンジを提供するサンプルレート・コンバータICは他にありません。『SRC4392』はデジタル・オーディオ・インターフェイス処理およびサンプルレート変換処理を全く意識させないオーディオ信号経路を実現する、理想的なプロ・オーディオ・システム向け製品です」
『SRC4392』は広い入出力サンプリング変換比を備え、216kHzまでの主要なオーディオ・サンプルレート処理と、144dBと他に例のないダイナミック・レンジ特性ならびに-140dB THD + Nの超低歪み特性を同時に提供します。クロックライン、データラインはバスライン構成となっており柔軟なクロック接続が可能です。またSPIまたはI2Cインターフェイス経由でオンチップの制御レジスタ群およびデータ・バッファへのアクセスが可能です。
『SRC4392』ファミリ製品として、128dBのダイナミック・レンジおよび-125dBのTHD+N特性を低価格で提供する『SRC4382』、およびSRC機能を内装しない『DIX4192』も提供します。『SRC4392』、『SRC4382』、『DIX4192』は、+1.8V(ボルト)のコア電源、および+3.3VのデジタルI/O電源で動作します。
●『SRC4392』『SRC4382』『DIX4192』の特性表
(※ 関連資料を参照してください。)
●価格と供給について
『SRC4392』、『SRC4382』および『DIX4192』は現在出荷中で、TIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは48ピンTQFPです。1,000個受注時の単価の参考価格は『SRC4392』が9.95ドル、『SRC4382』が7.50ドル、『DIX4192』が4.95ドルです。
ハイパフォーマンス・アナログ製品に関する情報は、インターネットでも発信しています。( http://www.tij.co.jp/analog )
※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
【 テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて 】
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、E&PS(教育関連)事業を展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。
TIに関する情報はインターネットでも発信しています。( http://www.tij.co.jp )
< 読者向けお問い合わせ先 >
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL:http://www.tij.co.jp/pic/
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