バンダイビジュアルとマイクロソフトなど3社、HD DVD 最新動画像圧縮技術改善で技術協力
バンダイビジュアル、マイクロソフト、メモリーテックが、HD DVD オーサリングで技術協力
バンダイビジュアル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:川城和実)、メモリーテック株式会社(東京都港区、代表取締役社長:川崎代治)、マイクロソフト株式会社(東京都渋谷区、代表執行役社長:ダレン・ヒューストン)の3社は、日本のアニメーションソフト商品のグローバル市場展開に向けて、HD DVD 最新動画像圧縮技術改善について、技術協力することで合意いたしました。
<技術協力の背景>
バンダイビジュアルは、ハイクオリティなアニメーション製作において国内外から高い評価を得ており、多数のアニメーションコンテンツを保有しています。また、日本のアニメーションを世界中のユーザーに届けることができるよう、海外展開についても積極的に挑戦しています。
メモリーテックとマイクロソフトは、ハリウッドHD DVD タイトルで多く使用されてきたVC-1 動画圧縮技術における画質改善作業を、日本のアニメーションに適した仕様となるよう、共同で進めております。
この度、3社は、次世代DVDフォーマットの世界市場展開に向け、有力なコンテンツである日本のアニメーションを、消費者にとってより魅力的な商品となるよう、そのクオリティに適した高画質のHD DVDパッケージ商品開発を目指し、各社の技術・ノウハウを共有することで技術協力していくこととしました。3社は、バンダイビジュアルが保有するアニメーション作品を使用し、ハイクオリティアニメーションのパッケージ化に最適な動画圧縮技術改善を、より実践的に行っていきます。
<各社のコメント>
「バンダイビジュアルのアニメーション作品ファンに、最高のパッケージ商品をお届けしていくためにも、次世代DVD パッケージ商品開発のためのHD DVD エンコーダ技術を、メモリーテック、マイクロソフトと、共同で開発していくということは重要であり、フォーマット市場展開の最初から、当社も技術開発に参画できることを大変喜ばしく感じています。今後も世界中の日本のアニメーションファンに、魅力ある商品を提供していきたいと思っています。」
(バンダイビジュアル株式会社 常務取締役 前田明雄)
「日本のキラーソフトであるアニメーション作品を、業界のリーダー企業であるバンダイビジュアル・メモリーテックと共に次世代にふさわしい品質に向上させたいと考えています。VC-1 は現在ハリウッドで圧倒的な支持を得ている技術ですが、今回の技術協力を通じて日本のコンテンツのクオリティを世界に訴求できるよう高めて行くとともに、業界全体の盛り上げに貢献できればと思います。」
(マイクロソフト株式会社 執行役常務 堺和夫)
「マイクロソフト、バンダイビジュアルと、日本発HD DVD ソフト商品の世界市場展開に参加できることは、メモリーテックとしての最大の喜びです。今後も、HD DVD トータルサービス会社として全力を尽くし、世界市場において魅力あるソフトの普及に貢献していきたいと思います。」
(メモリーテック株式会社 代表取締役社長 川崎代治)