ウェザーニューズ、地震の震度と到達時間を知らせる「The Last 10-Second」を提供
“防災”“減災”への取り組みを広げるために
「緊急地震速報」サービスを月1,250円で少額提供
~ パソコン・インターネットを使い、利用しやすい価格で、幅広い事業者へ~
株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)では、この度、地震の初期微動をとらえ揺れる前に震度と到達時間を知らせる「緊急地震速報(※1)」を利用したサービスとして『The Last 10-Second 』を本日11月16日(木)から開始します。本サービスは、“防災”“減災”への取り組みを広げるため、月額1,250円(初期費用なし)で、インターネット・パソコン等の一般的な環境を使用することにより、企業から個人事業者まで幅広く「緊急地震速報」を利用していただけます。申し込みは、インターネットサイト( http://weathernews.com/jp/c/lst10s/ )からの申し込みとなります。
【サービス開始の背景】
阪神・淡路大震災以来、地震の被害を防ぐ“防災”、そして、その被害を最小化する“減災”への関心は更に高まってきています。こうした中で、本年8月1日から先行的利用(※2)として、対象を限定したかたちで、気象庁から「緊急地震速報」のデータ配信が行われています。データ配信開始から3ヵ月を経た今、利用社数は230社程度とまだ少ないのが現状です。
ウェザーニューズでは、全国の自治体・企業に対し大雨、台風などの災害対策サービスを通じて、自然災害に対する“防災”“減災”に長年取り組んできました。そして今回、地震における“防災”“減災”の取り組みを広げることを目的に、「緊急地震速報」を使ったサービス『The Last 10-Second』(“最後の10秒”)を開始します。当サービスは、来春から「緊急地震速報」が一般・個人にも提供されることも視野に入れ、専用回線・専用機器等を使わず、インターネット回線・パソコン端末等の一般的な環境での利用を設定しています。更に、サービス利用料もわずか月額1,250円で利用でき、携帯電話へのメール送信機能なども備えているため、利用しやすいサービスとなっています。当社では、本サービスを通し、企業・団体から個人事業者に至るまで幅広く「緊急地震速報」を実際に利用してもらい、様々な利用状況に合わせた試用、活用を見込んでいます。
また、回線、メール送信における速報提供の安定性を確保するサービスも近く提供する予定です。
【『The Last 10-Second』のサービス】
このサービスは、パソコンにインターネット回線を通じて専用アプリケーションをダウンロードした後、“現在位置”、“通知して欲しい震度”、“マグニチュード”などを設定します。地震発生時、「緊急地震速報」が発せられると、パソコンのデスクトップ上に警告音とともに警告画面がポップアップします。この通知はパソコンや携帯電話のメールにも送信することができます(メールでの使用は、回線状況などにより、遅延の可能性があります)。また、本サービスは、地震が“起こった後”“起こる前”の機能も充実しており、地震後の各地の詳細な地震状況を確認できるほか、具体的に想定されている各地の地震をもとにした訓練モードも用意しており、設定した自分の地域に実際の地震が起きた場合、震度、到達時間など、どのような状況になるかをシミュレーションし、繰り返し訓練を行うことができます。今回は、試用期間として、1月末まで無料でサービスを提供します。
≪利用環境≫
パソコンとインターネット回線があれば利用可
専用機器や専用回線を使用することなく、一定以上のスペックを満たすパソコンとインターネット回線があればどこでもサービスを利用することが可能です。(※パソコンのアプリケーション環境、Windows環境、回線状況、ルーターの通信設定によっては利用できません)
≪費用≫
利用しやすい月額1,250円
月額1,250円の利用しやすい料金です。初期費用、メンテナンス費用など一切の費用はかかりません。(※支払いは年額15,000円の一括払い)
≪地震訓練≫
地域ごとに想定されている地震をシミュレーション可能
想定されている約200 ケースを用いた地震訓練が可能で、自分の地域で発生の可能性がある地震の知識を身につけながらシミュレーションすることが可能です。
【サービス提供までの流れ】
* 関連資料 参照
【サービス提供の流れ】
* 関連資料 参照
【お客様問い合わせ先】
お客様からの本サービスに関するお問い合わせは、下記のeメールにて受付けております。
メールアドレス: lst10s_reg@wni.com
(※1 緊急地震速報とは・・・)
緊急地震速報は、地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を予測し、可能な限り素早く知らせる情報です。この情報を利用することで、列車やエレベーターをすばやく制御させるなどの危険回避や、工場、オフィス、家庭などで避難行動をとることによって被害を軽減させることが期待されています。
(※2 先行的利用とは・・・)
緊急地震速報は、情報を受けた方が誤った行動をとることにより、事故や混乱の発生のおそれがあるため、混乱のおそれのない事業者等に対して先行的に提供を行っています。先行的に提供する範囲は、設備等の制御や工事現場等の訓練された作業員の安全確保など、現時点で提供しても混乱を生じないと考えられる分野において利用を希望される方です。緊急地震速報は、来春から一般向けにも提供される予定です。
株式会社ウェザーニューズ(東証1部<4825>)について
世界16カ国に40の営業拠点を持つ、気象情報業界のグローバルリーディングカンパニー。海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自のピンポイント予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供。一般個人・大衆に対しては、携帯電話、インターネット、CS/BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供している。ホームページ: http://weathernews.com